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*スイートな夜 3

「もう謝らないで下さい。貴方を好きになれて幸せです。幸せなんて僕には縁遠いものだと思っていたけど、今こうして居られるのは全て怜央のお陰ですから」 「嬉しいこと言ってくれるね。さぁ、そろそろ出ようか。とびきり甘い夜を過ごそう」  怜央に抱き抱えられるようにして浴室を出た。バスローブで優しく覆われて、濡れた髪をタオルオフしただけで、スイートルームのベッドへ下ろされた。  覆いかぶさる彼の目は欲情しているように、揺らめいている。 「怜央」  優しく名前を囁くとバスローブの前を開かれ、大きく熱い手が体を撫で回した。 「んぁ、怜央…ぅん、ん…」 「とっても綺麗だね」  お腹を滑る手が上へと動き、二つの尖りを掠める様子を辿るように視線で追う。  怜央から与えられた緩い刺激だけで、ぷっくりと芯を持ち乳首が硬くなる。 「ここピンク色が赤くなって可愛いね。硬くなってとってもエッチだよ」 「やぁ…見ないで、恥ずかしいから」  指先が乳輪を擽り、時々先端を指の平でクリクリとされれば、気持ちよさから甘い声が出てしまう。 「んあぁ…それ、や…んん」  巧みな指が乳首への愛撫を続けて、大きくなったそれを怜央の舌がペロリと舐めた。 「っあ!…ん、あぁ…ん」  沸き起こる快楽に身を震わせながら、吸ったり舐めたりする様子から目が離せない。舌を出し乳首を舐め、吸い頬張る怜央と目が合った。その顔はとてもエッチで、それでけで達してしまいそうだった。  ヒートの時は怜央を見ている余裕がなく、強烈な快楽に呑まれるだけだったけど今夜は違う。お互いに素面で抱き合っている。 「やぁ、胸もう…やめて…恥ずかしいよ」  胸へ施された愛撫が下へと移動して、舌先が腹部から臍へ滑ってくる。 「はぁあ…う、んん、怜央…」  鼠蹊部を巡り内腿を舐められながら、硬く上を向くペニスを握られた。 「あぁ、ん…はぁ、ぅん…や、んん」  ユルユルと手が上下に動き、確実な快楽が沸き起こった。  内股から膝下への巧みなキスを受け、股を更に開かれると全て丸見えの卑猥な体勢になった。 「やぁ、恥ずかし…見ないで、ああ、んっう」  見られて愛撫されて恥ずかしいけど、気持ちよくて、止まない波に呑まれていく。  見透かされたようにペニスへの愛撫が早められ、快楽が押し寄せてくる。 「ひっ、ああ!ん…ア、ん、もう、イっちゃ…っーー!!」  逃げを打つ体を抑え込まれて刺激を加えられれば、強烈に沸き起こる快楽で目の前がチカチカとなりイってしまった。 「っはぁ、ん、はぁ…ッん、ふ」  硬直した体が緩み息を整えながら、怜央を見つめた。手には僕が出した精液がベットリと付いている。それを舐める仕草がエッチで、目が離せない。 「ダメ、そんなの舐めないで……」 「ん、美味しいよ。沢山出てくれて嬉しい」  全て舐め取り綺麗になった手が再び体を撫でてくる。恥ずかしいのに嬉しいと言われて心がキュッとなった。  そんな油断を覆すように僕の萎えたペニスを舐められた。

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