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「ヤダっ……あ……っん……待っ……やめ、離……っーーー!!」  声が切迫し始めて俺の腕を掴みながら顎を突き出す獅子谷。  限界が近いのを感じて手を速めてやると、グッと唇を噛んで獅子谷が欲を放った。  胸に飛んでいるそれに触れて少し塗り拡げながらプツリと勃たせているその粒にも触れる。 「はァ……待っ……ん、ン"っ」  乱れている息をもっと乱してやりたくて、もっと気持ちよくさせたくて、胸の突起を抓みつつ再び腰も動かし始めた。  少し抜いてまた埋め込むのを繰り返して三分の二は飲み込ませる。 「あ、アッ……ふ、ぅ……ん、ンんっ!!」  少しすると、獅子谷の声から苦しそうな呻きは消えて甘い声と熱い吐息を吐くようになった。  パチュパチュとローションの助けを借りて腰を振りつつそのしがみついて甘えるようにしてくる獅子谷を抱き締める。  気持ち良すぎてヤバい。  幸せ過ぎて……泣ける気もする。 「怜、旺……怜旺」  何度も名前を呼んで求めるが、情けないことに獅子谷を細かく気遣うほどの余裕がない。  奥へとそのもう狭く閉じていた肉を掻き分けて、抉じ開けるほどにキツさを感じて最近後ろは使われていなかったことを再認識する。だが、 「し、ど……全部……挿れて」  吐息と共に強請られて少し戸惑った。  どう考えたって狭く固くなっているソコに収めてしまったら苦しいだろう。  今はちょっと無理をさせれば飲み込んだあの使い込まれた獅子谷ではない。

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