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前戯

シャワーの音が少し離れたドアの向こうにに聞こえる。 青年は初対面の距離感はどこへ行ったのかと思うほどに機嫌が良さそうにみえた。 「あっタオル取ってもらってもいいですー?」 身体から水を滴らせるその身体は自分と同年代とは思えないほどに幼さが残っていて、中性的な顔立ちと合わせると未熟さを感じた。これからすることを想像するととても可愛いらしく見えた。 上機嫌ににこにこと身体を近づけてくることに少し戸惑いはしたが青年は自身の髪を耳にかけそのまま口淫をはじめたためその快楽から気にするのをやめた。 じゅぶじゅぶとした水音と青年の少し苦しげな声が漏れている。 「口に出していいですよ」ともごもご言われたため絶頂と共に口内に射精する。 青年が性器から口を離したと思ったらそのまま抱きついて唇を重ねて体液を口移ししてきた。 その行動には流石に面食らい、げほげほ咳き込んでいたら青年はその様子を見て腹を抱えて笑っていた。 どこか憎めず思わずつられて笑ってしまった。

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