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甘い蜜の誘惑
身体中に花弁を散りばめながら、ぷっくりと膨らんだ胸の尖りに触れると、
「あっ……」
可愛い声をあげながらピクリと震わせる。
「ふふっ。反応がいい」
「やぁ――っ、く、りすさん……っ」
「もっと気持ちよくしてあげるよ」
トモキの胸の尖りを口に含み、コロコロと舌先で転がしながらもう片方の尖りも指で弄ると、
「んんっ、やぁ……っ、きもちいぃ……っ、ああっん!」
よほど気持ちがいいのかさらに可愛らしい声をあげる。
その声だけで私の愚息は途轍もない昂りを見せている。
窮屈すぎる服の中でいつ暴発しかねない状態をなんとか打破するために、唇と舌でトモキの胸の尖りに刺激を与えながら、己の服を脱ぎ捨てる。
かなりの勢いでズボンを押し上げていた愚息は、なんの障壁も無くなったからか、さらに昂りを増していた。
今まで見たことがないほどの大きさに成長した愚息は、自分が見ても引いてしまうほどだ。
ジョバンニがどう説明してくているのかはわからないが、早く交わりたいと言ってくれたくらいだ。
トモキが怖がったりしないと思いたい。
胸から唇を外すと、トモキはぐったりと横たわったまま動かない。
どうやらあまりの快感に力が抜けてしまったようだ。
今のうちなら、トモキに痛みを与えることなく交われるかもしれない。
私は期待に胸を膨らませながら、トモキの足の間に腰を下ろした。
「く、りすさん……」
「大丈夫。今からほぐすからトモキは感じていてくれたらいい」
ベッドの横にある棚の中から、いつ使うことになるかもしれないと準備しておいた潤滑油を取り出し手のひらに伸ばした。
「そ、れ……」
「トモキを傷つけないためのものだよ」
そう言って安心させ、トモキの尻の割れ目に指を這わせた。
ぬちゅぬちゅと指を滑らせてから、トモキの蕾に指をぷつりと差し込んだ。
「んんっ!」
「狭いな、だがトモキの中はいい子だぞ。私の指に吸い付いてくる」
「ああっ……んっ、ああ……っ、んんっ…」
中をクチュクチュとかき混ぜるたびに、トモキの口から甘い嬌声が漏れる。
よかった。
痛みは感じていないみたいだ。
「指を増やすぞ」
その声が聞こえているかはわからないくらい、トモキは快感に身を震わせる。
あっという間に私の指を4本も飲み込んだトモキの中はもうグチュグチュに蕩けきっている。
ここまでくればいいだろう。
「く、りす、さん……い、ま……なん、ぼん?」
「トモキの中に今、4本挿入っているよ。わかるか?」
「よか、った……は、やく……く、りすさん、の……い、れて……ほしぃ……っ」
「ぐぅ――!! トモキっ!! ああ、すぐに挿入 てやる!」
思いがけないトモキのおねだりに、愚息が暴発しそうになるのを必死に抑えながら、途轍もない大きさに昂った愚息をトモキの蕾にあてがうと、柔らかくほぐれきった蕾がくぱくぱと動き、ググッと押し込むだけでスルスルと奥へと誘ってくれる。
「ああっ……!! す、ごぃ……っ」
「トモキの中が吸い付いてくる!!」
「く、りすさん……ああっ、すきぃ……っ」
「――っ!! くぅ――っ!」
「ひゃあーーっん!!」
じわじわと奥に進んでいたのにトモキに愛を囁かれた瞬間、昂りすぎた感情が抑えられなくなって、そのまま奥まで一気に押し込んでしまった。
ばちゅんと大きな音を立てて中に挿入りこんだ愚息はトモキの身体の最奥にはまりこんでいる。
まるで誂えたようにぴったりだ。
ここにいるだけでとてつもなく気持ちがいいが、トモキにさらなる快感を与えたい。
「トモキ、動くぞ」
「はぁ……ぁん、ああっ、ああっ、んんっ!」
ずるりと引き抜き、また一気に奥まで穿つたびにトモキの口から甘い嬌声が漏れる。
「トモキ、ああ、最高だよ」
「ああっ……んっ、くり、すさん……す、きぃ……も、っとぉ……おく、までぇ……」
「くそっ、トモキっ!!」
トモキの腰をしっかりと掴み、さらに激しく中に打ち付けると、
「ああっ、もぅ……だめぇ……っ、いくぅ……っ!」
身体をピクピクと震わせながら、蜜を弾けさせた。
トモキの腹に散らばる甘い蜜を指で掬い舐めながら、私もトモキの最奥に蜜を叩きつけた。
ビュルビュルと大量の蜜がトモキの中に広がっていくのがわかる。
ああ、なんて幸せなんだ。
これでトモキは私のものだ。
もうどこにも行かせはしない。
ゆっくりと愚息を引き抜くと、愚息の形にぽっかりと開いた蕾から、自分が今出したばかりの白い蜜がとろりと垂れているのが見えた。
そのあまりにも淫らな姿に、一気に愚息が息を吹き返した。
トモキの存在を知ってからは、自分で処理する時でも一度では足りないのだ。
トモキのような極上の身体を知った後で一度で足りるわけがない。
「悪い、トモキ。もう一度だけ……」
ぐったりと横たわったまま身動き一つしないトモキに声をかけ、ぽっかりと開いた蕾にもう一度押し込むと、
「ああっん!」
可愛らしい声をあげ、私を受け入れてくれた。
それが嬉しくて何度も何度もトモキの身体を貪った。
それこそ、トモキが意識を失っても何度でも……。
ようやく愚息が落ち着きを見せ始め、はっと我に返った時にはトモキの身体はとてつもない量の蜜に塗れてしまっていた。
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