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第7話 ドキドキ♡温泉デート(6)★

「侑人、上乗って」  言って、こちらの体に触れたまま仰向けに寝転がる。  侑人は少しだけ躊躇したが、結局おずおずと高山の上に跨った。張り詰めたそれを後孔に宛がい、ゆっくりと腰を落とす。 「んっ……」  先端が入口を割った瞬間、侑人は小さく息を詰めて身震いした。  内壁を押し広げてくる怒涛の質量。力が抜けそうになる腰を高山に支えられ、手助けされながらも繋がりを深めていく。 「はは、すっげえエロい眺め。これだけでイきそうだ」 「っ、何言ってんだよ……ばか」  浴衣はすっかりはだけてしまい、もはや羽織っているだけの状態となっていた。それをやや不名誉に思いながらも、懸命に男根を迎え入れる。  やがて根元まで収め終えると、高山が労うように太腿を撫でてきた。 「大丈夫か?」 「……高山さんのマジでかすぎ」 「そいつはお褒めに預かり光栄だな。動けないようなら、俺が動いてやろうか?」 「本当は動いてほしいくせに」 「ご名答」  互いに熱っぽく視線を交わし、軽口を叩き合う。だが、ゆるゆると腰を動かし始めれば、そんな余裕もすぐになくなった。 「はっ……あぅ、んっ」  最初はぎこちなく、次第に大きく大胆に。腰を上下や前後に動かすたび、内壁が擦れて甘い痺れが駆け巡る。 (やば、腰止まんな……っ。いいとこあたって気持ちい――)  高山のものは大きくカリ高で、的確に欲しいところに当たる。  まるで自慰行為でもしているかのようだったが、侑人は夢中になって腰を振った。そのはしたない痴態に興奮したのか、高山のものがまた一段と質量を増す。 「っあ、また、おおきく……っ」 「お前こそエロい腰使いしやがって。そんなに俺のがいいのか?」 「ん……っ、いい……」  正直に頷けば、高山の目じりが優しく下がった。そして、おもむろにこちらの腰を掴むと、下から突き上げるようにして律動を始める。 「ああっ! ん、あっ」  侑人はたまらず仰け反ってしまう。その拍子に浴衣が肩から滑り落ちて、上半身がほぼ露わになった。  バランスを崩しかけたところで、高山が手を引いて支えてくる。そのまま抱きすくめられ、密着した状態で力強く腰を打ち付けられていく。 「ほら、捕まってろ。あとは俺が動く」 「あ、あぁっ、高山さん……っ」  角度が変わったことで、先ほどとはまた違った快感が生まれる。より深くにまで届くようになった高山のものが、侑人の体内を容赦なく責め立てた。  侑人は高山の首に腕を絡め、髪を振り乱しながら必死にしがみつく。対する高山も背や腰に腕を回してくれて、しっかりと抱きしめてくれた。 「は、あ……んっ、あぁ」 「侑人」  名を呼ばれれば、それだけで胸が高鳴る。  込み上げてくる想いはもはや抑えようがなく、素直な言葉が口をついて出た。 「好き、高山さん……すきいっ」 「好き」とうわごとのように繰り返して、頬を擦り寄せる。  高山は嬉しそうに目を細めるなり、こちらの顔を覗き込んできた。 「どうした? そんなに好き好き言って」 「ん……っ、らって、こんなときじゃないと、素直になれないぃ……っ」  舌足らずな口調で打ち明けると、途端に高山の顔つきが変わった。一瞬だけ腰の動きが止まり、何かを堪えるように眉を寄せて息を吐く。 「ああくそ、可愛すぎだ」  余裕のない声にドキリとしたのも束の間。高山はこれまでとは比べものにならないほど激しく突き上げてきた。

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