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第3話 職員x口オナホ備品君、工場見学中のお客様x家畜君たち

[18:45 第19休憩室] 「…っ♡っ♡…ぅ~~♡…!♡…っ!…~~~ッ♡」  ぱちゅ、ぱちゅ、ぱちゅ、ぱちゅ。  室内には卑猥な水音と、男のハァハァという声、それに、籠もった小さな喘ぎ声が響いている。 「…おう、おつかれ」 「おつかれさん。そっちも上がりか」  ドアが開き、それまで備品を使っていた職員が、入室してきた同僚の男に声をかけた。  入室した方は「ふぅ」と小さくため息をついてから、タバコに火をつけている。 「今日は何人だった?」 「事務方によると、天然モノが112人、養殖モノが589人だそうだ。俺らの担当は30人」 「平常通りって感じだな」 「フゥー…。でも、こうやってのんびりできるのも今だけかもな」  タバコの灰を備品の灰皿に落とし、後から来た職員は椅子へ腰を下ろした。椅子と灰皿からは、同時に歓喜をにじませたうめき声が漏れた。 「ああ…来季からは目標値を大幅に上方修正するんだっけ。上級クライアントからの要望で」  備品の壁オナホを使っていた職員は、ひときわ強くそれに腰を押し付ける。壁の奥からははっきりと「お゛んっ♡」という喘ぎ声が聞こえた。 「そうそう、まったく参っちまうよな。人手が足りんわ」 「人員補充の要望は工場長が上げてくれたみたいだし。そこに期待するしかないな」  バチュバチュバチュと激しく腰を打ち付ける職員を気にもとめず、もう一人の職員はタバコを吸い続けている。 「まったく…他んとこの尻拭いばっかだ、ここんとこ」  そう言いながら、職員はタバコの火種を灰皿に押し付けた。ジュ…という音と、情けない悲鳴。 「大西洋の工場群は他海域との無理な引き抜き合戦で、今相当揉めてるらしいからな」 「いっそ優秀なのはこっちに全部引き抜いたらいいんだよ。ウチは福利厚生も充実してるしなー…っと!」 「んぶぅうっ…♡」  待ちわびたおちんぽが、口の中に入ってきた。  僕の名前は備品2,176番。椅子の前のテーブルに備え付けられている、口オナホだ。テーブルにはキャスターがついていて、僕がいい感じの位置でおちんぽを咥えられるように、職員が調節できる優れものだ。  ここに配属される前、僕は上級クライアント様の要望で、直接アクメ汁を生産する仕事に就いていた。といっても、その時の記憶は全くない。意識を取り戻してからここへ配属される時に、そう説明を受けただけだ。無理に思い出そうとするといつもひどい頭痛がして、オシッコを漏らしてしまうので、あまり深く考えるのはやめている。  聞いた限りでは、検査中にたまたま居合わせたクライアント様が僕を見初め、研修期間をスキップして個室に連れてかれたらしい。でも数日で使い物にならなくなったとか。  気がついた時にはここへ運ばれてて、鏡を見せてもらい、おでこに新しい備品番号が印字されてるのを知った。 『クライアントは非常に失望しており、現場復帰は不可能と判断された。よってこれよりお前を、特別家畜241番から、備品2,176番に転任する』  そう命令されて、口の中を少しだけ手術された。よだれが沢山出るのと、歯が柔らかくなるのと、舌がちょっと長くなった。あ、あと、味覚と感度も上がったはず。精液が前より美味しくなったし、おちんぽでじゅぽじゅぽされるだけで、何度もメスイキできるようになった。  そんな僕の新しい仕事は、職員様たちへのご奉仕。休憩中の職員様相手の、口オナホになることだ。  他の備品の子もたくさんいて、僕の役目はかなりマシなほう。この工場では職員も全て住み込みで働いているので、就業者向けの娯楽施設も沢山あるそうだ。その施設の『クリ絨毯』とか、聞いただけでおまたが熱くなってしまう。ちなみに、メインクライアントを除いた外部のお客様向けの娯楽施設もあるけど、そこはまた管轄が違うらしい。  だからここは、すごくすごく広い。でも、海底にあるから場所には困らない。そう職員様たちはよく話してくれる。  なぜ僕が知ってるかというと、それはさっきみたいに職員同士の会話だったり、新しい備品に話しかけたりしてるとこを聞けるからだ。  僕は幸いにも口オナホなので、首から上は自由に動かせる。お尻まんこは時々使う人がいるくらい。乳首やおちんちんを触られることはめったになくて、特におちんちんは、排泄タイム以外おしっこできないし、貞操帯がついてるからたまにメスイキ射精ができるくらいだ。  僕たち備品の貞操帯は、とうぜんアクメ汁生産用のものじゃない。ただ管理されるためだけの代物。  口オナホ奉仕で射精しちゃったことがバレた時は、自分の精液を飲まされたりする。恥ずかしくて情けなくて、みじめな気持ちになるけど、職員様の指にからみついた自分の濃いマゾ汁を舐めさせられると、体中が熱くなって、頭の中がとろけてうっとりした気持ちになってしまう。  あとひとつ大事なことがあって、僕たち備品は喋ることを許されてない。もし意味のある言葉を喋ったりなんかしたら、きついお仕置きが待ってる。最悪の場合は廃棄処分だ。だからしっかり言うことを聞いて、全身で媚びながら服従をアピールするしかない。 「んぶ♡んん♡じゅぶっ…♡」  僕はおちんぽから出る先走りを堪能しながら、いつも通り立派な竿にしゃぶりつく。しばらく続けていると、タバコの職員様は一回目の射精をくれた。 「あー…♡あっ…♡」  口を大きく開けて、びちゃびちゃと放出される精液を舌で受け止める。 (おいし…♡ぷるぷるの、濃くてたくさんの、本物のオス様の精液…♡)  ここの職員様たちは、一日に1、2回少量の垂れ流し射精しかできない僕と違って、一日に何十回も射精できる。しかも量も濃度も、僕たちの数十倍はある。  ここに来る前の僕は、日に数回どころか月に数回射精すればいい方だった。それで図々しく男を名乗って社会人やってたなんて、今じゃ全然信じられない。  あまりに恥ずかしいことなので、最初は考えないようにしてた。ただ最近は、昔のことを考えながらおちんぽをしゃぶると、なぜかお腹の奥がきゅんきゅんと疼いて射精できるので、積極的に考えるようになってきてる。  …僕の人間だった頃の名前は、………。名前、もう思い出せないな。まぁどうでもいいか。年は……25歳くらいだったはず。良い大学を卒業して、そのまま外資系の証券会社に就職した。  ハーフの血筋のせいか、相手には困ったことがなくて、週末はいつも違う女の子と遊んでた気がする。  初めてセックスしたのは精通もまだだった頃。相手は家庭教師の女子大生。あの人もかなりの遊び人だったけど、多分今の僕は、彼女の数百倍はちんぽをしゃぶってるに違いない。 「ぶじゅるるるぅ…っ♡」  口内の肉壁の隙間から、一気によだれが溢れてきた。  下品におしゃぶり音を立てて吸うと、職員様はニヤリとメス顔になってる僕を見下し、激しいイラマチオを始めた。「ごへ」とか「げぼっ」というマゾメス家畜にふさわしい鳴き声をあげて、僕は口オナホとして使われる。  吸引を緩めたりしたら、容赦ないお仕置きが待ってるので、ブサイクなひょっとこ顔になってもおちんぽにしゃぶりつくのは止められない。 (イくっ♡イク♡またイク♡口マンコでイクぅッ♡)  おちんぽが喉を通り過ぎるたびに、アクメしてる。僕のふにゃふにゃ短小クリチンポじゃ、ちょっとだけスケベ汁を垂らす程度だけど。  地上で生活を続けてる人たちは、かわいそうだ。  こんなにおちんぽをしゃぶれて、おいしい精液を毎日飲めない生活なんて…今の僕には考えられない。 「ぉ…お゛っ!?♡ふごぉォォ…♡」  イラマの直後、鼻の穴に直接射精される。舌でじっくり味わえないのは残念だけど、代わりに脳みそまで精液でひたひたにされてる感覚になるから、これも大好きだ。 「んぐっ…♡ずずっ♡はへっ♡はへぇ…♡」  精液を流し込まれるのと同時に、とろりと尿道をマゾ汁がしたたってくのが分かった。 「ずるっ♡ちゅぷ♡ずずずずずぅ♡…じゅっ♡」  垂れてきそうな精液を一生懸命すすりつつ、差し出されたおちんぽを丁寧におしゃぶり掃除していく。  タバコの職員様は、今日はもう僕を使うつもりはないみたいで、お掃除フェラが終わったらさっさと部屋を出て行ってしまった。  終業時間を過ぎて続々と入ってくる他の人達も、今日は談笑したり壁オナホを使う程度で、僕を含めた口オナホたちには興味を示していない。  僕は仕方なく、鼻の奥から伝ってくるさっきの精液を、舌を伸ばして味わうことにした。 「…おい、あの備品見てみろよ」 「ああなったらいよいよだなぁー」 「廃棄の警告はしてたしな、しゃーねぇ。総務に連絡しよう」 (はいき…?廃棄なのか?僕は……)  でも止めてくださいとは言えない。ごめんなさいとも、もうしませんとも言えない。言ったらお仕置きが待ってる。お仕置きは怖い、嫌だ。 「えへ…♡えへへへぇ♡」  しかたがないので、鼻の中に残ってるわずかな精液を楽しんで、僕は笑った。 [19:00 A棟・来客用連絡通路]  アクメファクトリーのごく浅い階層。来客用通用口から、十数人の集団が廊下を進んでいた。  皆高そうなスーツに、ギラギラとした指輪や時計を身につけている。一目でVIPと分かるような姿だ。 「こちらでございます」  先頭にいる作業服を着た男が、うやうやしく彼らを先導する。胸から下げている名札には『A棟・統括部長』と記載されていた。 「まずは簡単に、今回のツアーについて説明をさせていただきます」  一行が集まっている廊下には、何本かの太いパイプが天井を走っていた。時々、通り過ぎるいくつかのドアの向こうから、悲鳴やヨガり声が聞こえてくる。 「当コースは、新規会員様向けの工場内見学ツアーとなっております。これから、当工場のアクメ汁生産施設と、近年実装されました家畜養殖場の施設へ、順にご案内いたします。各施設ではアクメ汁の生搾り体験や、種付け体験会を実施いたしますので、ふるってご参加ください。ツアーの締めでは、素敵なお土産もご用意しております。最後までごゆっくりお楽しみくださいませ」  作業着の男は淡々と説明を続け、ツアー参加者たちへ笑顔を振りまく。  案内される男たちは意味深に笑って、軽い拍手を男に送った。参加者たちは、お互いほとんどが顔見知りだ。手渡されたパンフレットを興味深げに眺めては、各々どんな家畜を見に来たかを語り合っている。  また、ここの会員になるためにどのくらい苦労したかを、自慢げに披露し合ったりもしていた。  しばらく一行が廊下を進むと、正面に分厚い2枚扉が現れた。中央部には大きく『A-1』と記載されている。 「まず最初に、当工場で最もベーシックなアクメ汁生産施設へご案内します。現在、CとN、TからZを除いた全てのエリアで、天然メス男子家畜のアクメ汁生産が行われております」  カードキーを差し込み、作業着の男はツアー参加者を中へ誘導する。 「前方に見えますのがエリアAです。本日最初の工場見学および生搾り体験は、あちらで行います」  エリアAの通路は、両面がガラス張りになっていた。内部は吹き抜け式の構造で、大きな生産場の二階中央部分を横断するように、通路が十字に交差している。  一行がそこを進み始めると、下の方からアクメ家畜たちの鳴き声が次々と聞こえてきた。参加者たちは早速ガラスを覗き込み、階下の家畜たちを物色し始める。 「なかなか壮観だな、これは」 「てっきり手作業かと思ってたが、機械化してるんですな」 「商品ラベルにでっかく記載されとりますわい。あんたはなんでも、秘書さんにすぐ丸投げしちゃうから」 「こういうのは何事も、自分の目で確認するべきだよ」 「まったくまったく」  頭上で和やかな会話が続いている間も、家畜たちは泣き叫び、よがりながらアクメを続けていた。自分たちの鳴き声が大きすぎる上に、延々と強制アクメさせられるので、男たちの話し声はまったく聞こえていない。 「…さて、ここがエリアAの中央です!」  十字路の真ん中に立った作業着の男は、さっきよりもやや大きな声で参加者たちに説明を始めた。 「当工場では、年間約800トンのアクメ汁を生産しております。現在エリアAに収容されている家畜一体につき、一日あたりの平均生産量は約2リットルです。しかし養殖モノに比べ、天然モノは個体差が大きく…一人一人の生産量は、家畜の体調や精神状態によって毎日変動しています」  話しながら通路の突き当たりまで歩き、階段を降りていく。参加者たちもそれに続き、いよいよ一階の家畜が並ぶ場所へ到達した。 「ですからこのように、新規会員の皆様などにご協力いただいて、定期的に家畜へ『刺激』を与えているというわけです。個体差はあれど、家畜は端から端まで全員、雑魚マゾとして調教済みですので…自分たちのみじめな状況を思い知らされればされるほど、アクメ汁の生産量も上がっていくようです」 「……ほほ、これはこれは」  誰かが思わず感嘆の声をあげる。  その光景はさながら、養鶏場のようだった。何列も並べられた家畜たちが、M字に拘束されてアクメ汁を採取されている。ペニスには貞操帯がついており、繋がっている透明なホースにアクメ汁を吐き出している様子が見えた。  家畜の何人かはすぐに、粘っこい視線を送る十数人の男たちに気付いた。恥ずかしい格好でアクメしている自分の姿を見られていることに驚き、全身をビクつかせている。それらの家畜に繋がっているホースへ、ひときわ大量のアクメ汁がドパッ…と流れ出していった。 「家畜の貞操帯は尿道ロック式を採用しております。内部で亀頭と膀胱、前立腺を効率的に刺激しているため、排尿行為はなく、全てが潮吹きとして還元されています」  情けないアクメ声をあげる家畜の前を歩きながら、ツアー参加者の男たちは生産の様子を眺め、一つずつ説明を受けていく。 「おっ♡おっ♡おぉっ…♡またいぐっ♡」 「ひんっ…♡や、見ないでっ♡おまんこイくとこ見ないでぇぇ!♡」 「ぉひっ♡イ゛く♡おしっこでイぐ♡おしっこアクメしちゃうぅ…っ♡」  首を振って恥ずかしがる者、アクメ中でそれどころではない者、嬉しそうに媚びた視線を向ける者。家畜によって個性もさまざまだ。 「この貞操帯はずいぶんと小さいが、竿はどうなってるのかね?」 「どんな竿であろうと体内に押し込み、貞操帯のサイズに縮めてしまいます。そうすると前立腺がアナルへ密着するため、ケツアクメしやすい体になるのです。そして、連続アクメのたびに起こる体内の過剰なメスホルモン生成によって、日毎にオス性は失われていき、チンポもクリチンポと化していくという、一石二鳥な構造となっております」  ツアー参加者たちは感心するようにうなずいた。比較的新入りの家畜たちからは「やだ…っ♡」「うそぉ♡」といった、絶望とも喜びとも取れない泣き声があがっていた。  2、3歩進んでから、作業着の男は一人の家畜の前で足を止めた。 「…精液とカウパーですが、このように会陰から睾丸へ、常にパルス刺激とマッサージを施しています」  男の指さす箇所には、家畜のでっぷりと育った睾丸がある。そこには、低周波マッサージ器のようなものが隙間なく貼り付けられており、たくさんのコードと繋がっていた。 「この工程を挟むことにより、オスイキを完全に阻止することができます」 「くひっ♡ぐひゅっ♡ひぃっ♡ひっ♡」  たぷたぷと下から男の手で持ち上げられるたび、家畜はアクメ汁を吹き出していく。ちょっとした刺激でもキャパオーバーな快感になるのか、動けない体をめいっぱい突っ張らせて、汗と涙を飛び散らせる。  面白がったツアー参加者たちは、近くにいる家畜の睾丸を同じように弄んでは、その様を見て笑った。  作業着の男はニコニコと見ているだけで、彼らを止める素振りは見せない。 「最後にケツマンコです」  また別の家畜の前へ移動し、家畜全員に刺さっているディルドの説明が始まる。 「極太ディルドによる前立腺への刺激はもちろん、大腸から直腸全体でメスイキできるように、全ての家畜が調教されております」  休みなく上下に動くディルドは、直径こそ5センチ程度のものだ。しかしその動きの激しさから、体内深くまで刺さっているのが、誰の目にも一目で分かった。  むにむにした質感のそれは、市販のシリコン製などよりも、更に柔らかそうな見た目をしていた。縦割れの肉厚ケツマンコがその肉棒をずっぷりと飲み込み、さらに奥へ欲しがるように、ピストンに合わせて伸び縮みしている。 「やぁ゛っ♡またいぐっ♡いぐっ♡おまんこアクメくるぅっ♡」 「あっ♡おまんこイく♡あ♡あんんっ♡」 「おまんこぉ♡おまんこイっぐ♡んぉっ♡ぉ゛~~~っ♡」  アナルのアクメ調教が行き届いている家畜たちは、口々に「おまんこイく」とアクメ報告をする。 「最初は40センチ…果ては1メートル以上の長さを飲み込みながら、絶頂する者もいます。そのため、これら家畜のほとんどが、排泄行為中でもアクメするようになるのです。無様ですね」  説明を続けながら、作業着の男は一人の家畜のディルドを掴み、無造作に左右へ動かし始めた。 「イ゛っでる゛♡イ゛ってるのぉっ♡お願いだから止めてぇっ!♡もうお漏らしアクメいやぁぁッ♡」  そう叫んで排泄物を垂れ流す家畜。  幸か不幸か、彼の排泄物が周りに撒き散らされることはなかった。全てがディルドの中央部を通って、地中へつながるパイプへ排出されていく。 「このように、腸の形に合わせてディルドがぴったりハマっております。どんなにひり出そうとしても抜けません。担当スタッフが毎日丁寧に管理しておりますので、衛生面はご安心ください」  誰かの「ケツマンコはこれがあるからなぁ~」というぼやきに、一同はどっと笑った。  何列目を通り過ぎた頃だろうか。先導する男は再び足を止めて、ツアー参加者の方を見た。 「最初にお話した『個体差』のこと、覚えていらっしゃいますでしょうか?」  作業着の男による問いかけに、全員がうんうんとうなずく。それを確認してから、男は先程までの表情を一転させ、申し訳無さそうに一人の家畜の前で説明を始めた。 「これは、家畜068番です。タグを見ていただくとわかる通り、この家畜は配属日が4年前となっています。最初の1年間は毎日5リットル以上を生産する優秀な個体でしたが、現在は1リットル前後の生産に留まっています」 「その数値は平均的な遷移なのかね?」 「いいえ。残念ながらこの家畜は、比較的優秀な部類です。なので会員様オプションの『専属家畜サービス』は、入社日がなるべく早い方からお選びいただくことを、強くおすすめいたします」  皆いっせいに「ああ~」とか「へえ」といった相槌を打つ。値踏みのためのメモを取る者も多かった。 「なお、一週間の日割り平均が500ミリリットルを下回ると、その家畜は備品落ちになります」  備品の意味するところは各々把握しているようで、参加者たちは許容の意を込めてうなずいた。その内の何人かが、思い当たる節を列挙していく。 「あの待合室にあった灰皿か、あれはよかった」 「ソファとカフェテーブルのセットは、我が社の応接間にも欲しいくらいだよ」 「僕は足置きが気に入ったなぁ…」 「シャンデリアもなかなかの品だったぞ」  新規会員たちの度量の大きさを見せつける称賛ぶりに、作業着の男の表情も明るさを取り戻した。 「みなさま、お気に召したようで何よりです。お客様用の備品は、職員用より品質の高いものを揃えるよう心がけておりますので…気が向かれましたらぜひ、直接声をかけてやってください。きっと彼らも喜ぶでしょう」  意味深に笑う作業着の男。声をかけると言っても、それに『優しく』という前提はつかない。ツアー参加者たちは各々、モノに堕ちた彼らをどんな言葉で辱めてやろうかと、今から思案を巡らせていた。  その後、20分ほど自由に生産エリアの家畜を見学した一行は、最初に降りてきた階段付近に集合していた。作業着の男が6人に増え、案内役の統括部長が話し出す。 「それでは、見学はこのくらいにして、皆様お待ちかねの生搾り体験に移りましょう。お気に召した家畜がいれば、こちらのスタッフにお声がけください。お好みの家畜が見つからなかった場合は、お客様用の休憩室へご案内いたします。少量ではありますが、厳選された備品たちが控えておりますので、資料や家畜リストなどをご覧になりながらお待ちくださいませ」  そう説明したものの、ツアー参加者は全員我先にとスタッフへ声をかけ始めた。いつものことであるため、スタッフたちも落ち着いて一人一人に対応している。 「はい、829番ですね。…おや、もうお二方もですか。承知いたしました、どうぞお使いください」 「はい。655番ですね。こちらへどうぞ」 「730番、はいどうぞ」 「116番…やっぱり034番ですね?かしこまりました」  生搾り体験というのは、アクメ汁を直接飲むという意味ではない。  アクメ家畜をディルドから引き剥がし、ツアー参加者たちがそれぞれのやり方で可愛がり、アクメ汁の生産を楽しむ体験会だ。たっぷり視姦して品定めした後の体験タイムは、このツアー最大の目玉だった。 「僕は飲精趣味ないからいいけど、言われたりしないの?テイスティングさせろーって」  順番待ちで暇そうなツアー参加者の一人が、書類を確認していた統括部長に話を振った。統括部長は顔を上げ、快く彼の雑談に応じる。 「ありませんね。食品としてアクメ汁を購入されるお客様は、全体の1%未満です。その1%未満の方々も、滋養促進剤や健康食品の原材料として仕入れを行っている方々だけですし」 「じゃあやっぱり、購入の目的はみんな同じかね」 「…はい。みなさま『有効に活用』なさっているようです」 「ククッ……性奴隷用の食品や、お仕置き用プール…果ては拷問調教に使われてるだなんて、ここの家畜たちは知るよしもないんだろうなぁ…、クスクス」 「性奴隷たちに主人の体液の価値をわからせるためにも、必要なことですから。……あ、一人手が空いたようなので、案内させましょう」  まだ肩を揺らしている参加者の男は、走り寄ってきたスタッフの男に「068番」と言いながら移動していった。おおかた今得た情報で、備品落ち寸前の068番に恥辱と屈辱を与え、さらに堕ちるところを楽しむ腹積もりなのだろう。  統括部長である作業着の男は、深々とお辞儀をしてその背中を見送った。 「旦那様っ♡お試しおまんこに僕を選んでくださりありがとうございますっ♡♡どうぞ旦那様のたくましいおちんぽで♡無様にメスアクメさせてくださいませ♡」  一人の参加者の前で、床に頭をへばりつけて土下座する655番。腕組みをしてそれを見下ろす参加者のちんぽはすでに完勃ちしており、彼がにやりと笑うと同時に、濃いカウパー汁が655番の背中へ滴った。655番は体をくねらせ、待ちきれないとばかりにぱっくり開いた尻穴を振っている。  貞操帯から垂れ下がったホースは、外されることなく長く伸ばされて、犬のリードのように元いた場所へ繋がっていた。 「きたっ♡本物おちんぽきたぁぁっ♡アクメしましゅ♡家畜アクメしましゅっ♡」  655番の近くでは、730番と034番が四つん這いに並んで犯され始めた。 「出てるっ♡アクメ汁いっぱい出てますぅ~っ♡おまんこイぃぐぅ~~~~ッ♡♡」  トロトロのケツマンコにちんぽを数往復されただけで、730番は盛大にアクメ汁を吹き出す。メス堕ちした家畜にふさわしい雑魚アクメっぷりに、730番を犯す参加者も楽しそうに尻を叩いて腰を打ち付けている。 「おい034番、アクメ量が足りないんじゃないか?さっきから搾りカスみてぇなのしか出てこねぇじゃねえか!」 「あ゛っ♡ごめんなさいぃ♡家畜失格の雑魚アクメしかできなくてごめんなさいっ♡♡」 「お客様、034番にはこちらのスイッチを押してみてください」  034番の頭を床に押さえつけているスタッフが、貞操帯につながったホースのスイッチを指して言った。 「ひぃ゛ぃッ♡そっそれやだ♡それやだぁぁッ♡♡」  034番は怯えた声で泣き叫ぶが、その反応に興味をそそられた参加者は「ほほう」と含み笑いをこぼす。 「強制吸引器です。034番は無理やり吸われるのが大好きなどマゾなので、スイッチ入れただけですぐに1リットルは出しますよ」  スタッフが説明している間も「やめて…♡やめてぇ…♡」と声を震わせていた034番だったが、ますます参加者の好奇心をそそるだけだった。参加者はためらいなくスイッチを手にして、ボタンを深く押し込んだ。 「……ん゛ッ!?ひぃぃ~~~~ッ!!?♡すわ゛れ゛っ♡おしっこ穴吸われてる゛っ…ゆるじでっ♡きちゅいぃッ♡ゆるじでぇ~~~~ッ!!♡」  ズゴゴゴゴ…という激しい吸引音とともに、ホースにプシャー!!とアクメ汁が吐き出されていく。さながら決壊したダムのようだった。  やがて、アナルをズコズコと犯していたちんぽが奥をえぐるたび、034番は勢いよく潮を吹き上げるようになる。彼を犯している男は、ようやく満足げにピストンを再開した。 「だめっ…裂けちゃうぅ♡っだめぇぇ♡おまんこそんなに入れないでッ…♡」  3人のツアー参加者に囲まれた829番は、無理やり跨がされた客の上でちんぽをくわえこみ、後ろに迫るもう一本のちんぽから、逃げるように身を捩っていた。しかしメス堕ちした弱々しい抵抗でオスに敵うはずもなく、屈服トロトロアナルはムチュ…♡と肉壺を開き、二本目のちんぽを迎え入れていく。 「ぉ゛♡ちんぽっ…♡♡ちんぽ太いぃ♡っほぉ゛♡ちんぽっ♡ち…っんぶ!?♡」  雄々しい肉棒の感触に829番が早速オホ顔を晒し始めると、すかさず残りの1人が口まんこへちんぽを滑り込ませる。 「ぉぶっ♡ぐっ♡~~~っ!!?♡♡」  三本のちんぽケースにされた829番は、白目を向きながら必死でおまんこ家畜奉仕をする。体をビクビクと痙攣させるたび、白濁のサラサラしたアクメ汁が、ホースをパンパンに膨らませて吐き出されていく。そのお漏らし量は、他のどの家畜よりも激しく、長く続いた。  1時間後。たっぷりおまんこを使われ、連続メスイキでアクメ汁を大量お漏らしさせられた家畜たちは、一人残らず間抜けなポーズで床に伸びていた。  ある者は仰向けに、ある者はうつぶせに。ある者は尻だけを上げて。皆はへはへと浅く呼吸し、ケツマンコをヒクつかせながら小さく痙攣している。あさましく余韻イキしているのは一目瞭然だった。 「これにて、ノーマル家畜の生搾り体験は終了となります!皆様、ご参加ありがとうございました」  作業着の男――統括部長が手を叩き、エリア全体に響く大声でツアー参加者たちに呼びかけた。彼らはある程度満足した様子で、続々と男の所へ集まってくる。 「特別お気に召された場合は、専属家畜としてご指定も可能です。しかし、当工場には合わせて約1万人の家畜が控えております。普通会員様の専属家畜は、原則3人までのご利用となっておりますので、よくお考えの上でお決めください」  やっとの思いで会員になったところで、選べるのはたった3人。『特別会員』になればもっと多くの家畜を持てるらしいが、新規会員の彼らにはまだ遠い道のりだ。悩みのタネは尽きない。  アレが良かった、コレはだめだった、などとお互いに品評と感想を交換しつつ、ツアー参加者たちは次のエリアへ移動していった。 [21:30 C棟・来客用連絡通路]  軽い夕食を挟み、食欲を満たしたツアー参加者たちは、ふたたび工場内のある場所へ集まっていた。  次の担当であるC棟の統括部長が説明を始める。 「これより、繁殖エリアへご案内いたします。こちらの施設では、家畜の養殖を行っております。近年爆発的に増加したアクメ汁需要に対応するため、当工場お抱えの研究者たちによって新設された、家畜生産施設です」  C棟の統括部長は、作業着ではなく白衣を着ていた。彼自身も研究者であることがわかる。 「一部の天然物は、この施設で去勢後におまんこを取り付けまして、カントボーイ家畜…つまり孕み袋となります。養殖を行っていく過程で、カントボーイアクメ汁という新たな製品も誕生したため、以前よりも幅広い需要にお答えできるようになりました」  ツアー参加者たちは、A棟と同じような作りの十字路を横切り、同じようなアクメ声を聞きながら階段を降りていく。ほどなくして、階下のカントボーイ家畜たちが並べられたエリアに到着した。 「ご覧のように、彼らにはカントボーイ専用の、アクメ汁抽出装置を取り付けています。乳首はアクメ母乳を、尿道と膣は吸引器のついたディルドで、ピストンと振動を繰り返しながら潮とマン汁を、それぞれ採取します。家畜はほぼ常時妊娠中ですので、このタイプを取り付けている個体がほとんどです」  竿付き家畜の貞操帯とは違い、おまんこ付きの家畜には、より複雑そうな装置が取り付けられていた。伸縮性のありそうなショーツ型の機械が、膨らんだ腹部以外をがっちり固定して食い込んでいる。  一定の間隔で、まんこの部分から飛び出しては縮む二本の棒は、白衣の男が言った『ピストンと振動』中のディルドだろう。 「ほら、お客様にご挨拶して」  目の前でよがり狂っている家畜の尻を叩き、白衣の男はツアー参加者へのアピールをうながす。 「い゛ぃっ…いらっしゃいませっ♡ぉ♡おまんこアクメッ♡しながら、失礼しますっ♡んぉ゛!?♡クリアクメも゛っ♡♡じっ…しつれ゛…っ♡んほぉお゛っ♡♡」  乳首の搾乳機へ白いアクメミルクを、尿道のホースへ潮を、おまんこのホースへ本気汁を、それぞれ噴射する家畜。アナルにもディルド型ホースが繋がっており、ノーマル家畜と同じく排泄まで管理されていることがわかった。  装置からぴょこんと飛び出すデカクリは、常時アクメを維持させるためか、両サイドを回転ブラシで押しつぶされている。 「んぎぃっ♡イぎゅっ♡イグ♡またイグッ♡♡」 「よしよし、いい子だ。…種付けはどのように行うのかね?」  上手に挨拶アクメができた家畜の頭を撫でつつ、参加者の一人が白衣の統括部長にたずねた。 「この…極薄に改良したスキン抽出器を、担当スタッフのペニスへ装着します。これを装着することにより、種付け中でもアクメ汁の採取を効率的に行えるのです」  ポケットから取り出されたそれは、たしかに一見してコンドームのような材質だった。  しかし亀頭部分を覆うものはなく、筒型をしている。竿を覆うスキン部分には吸盤が取り付けられていて、細い管が根元で一まとめになっていた。 「吸盤で吸ったマン汁を、あらかじめタンクに繋いだ管によって溜めていく仕組みです。ただご安心ください。今回の種付け体験会で、これを装着していただく必要はありません。ツアー参加者の皆様には、少々窮屈かもしれませんので…」  ドッ、ワハハ…と豪快な笑いが沸き起こる。すでに何人かは勃起チンポを取り出していたため、白衣の男はそれを指して言ったのだった。  実際、参加者たちの一物は、巨根自慢の教育係やスタッフたちのモノに負けず劣らず大きい。孕み袋の家畜たちは、そのおちんぽたちにすっかり釘付けになり、びしょ濡れのおまんこをひくつかせていた。 「その代わり…といってはなんですが、いつもよりたくさん潮吹きができるよう、家畜たちを可愛がっていただけたら幸いです」  すでに控えていたスタッフたちへ手招きしながら、白衣の男は、待ちきれない様子でそわそわしている参加者たちの誘導を始めた。 「065番を」  一人の参加者が、スタッフにそう伝える。  指定された家畜はすぐさま、まんことアナルにくわえていたディルドを引き抜かれ、男に抱き抱えられた。尿道に刺さっているディルドはピストンを一時停止し、ホースとしての役目だけの状態になる。つい今しがた極太のディルドで犯されていた2つの穴は、肉壁からよだれを垂らしてちんぽを誘っていた。  他の所でも、次々に指定された家畜が装置を外され、参加者に向かっておまんこを差し出していく。 「は…、ぁ゛~~~~っ♡あはぁぁ…ぁ♡」  ため息のような甘え声をあげて、065番は背面座位でちんぽを受け入れる。回転ブラシが外されてしまったクリは、いじめて欲しそうにピクピクと小刻みに動いていた。 「恥ずかしいデカクリだねぇ、065番君」 「んひっ♡くぅぅ♡あぅっ♡」  触ってくださいと言わんばかりに、装置から飛び出しているクリトリス。男は遠慮なくそれを指で弾き、反応を楽しむ。ちんぽと足でがっちりロックされた下半身では、065番に逃げ場はない。弾かれて弄ばれるたびにホースに吹き出す潮と母乳を、ただ見ていることしかできなかった。 「クリで遊ばれるのが好きなんだな?この好きモノめ♡」 「065番は、これが特に好きでしてね…使ってみますか?」  かたわらにいたスタッフが、065番を犯している参加者に電動歯ブラシを手渡す。すぐに電源が入れられた振動ブラシが、065番の敏感クリにピト…と当てられた。 「い゛ぃぃぃ~~~っ!?♡ひっ…ひぎぃぃ゛ぃ~~~~ッ!!♡」  両足をバタバタとさせて悶える065番。しかし参加者の男は満足することなく、ジョリッジョリッと歯ブラシを上下左右に動かし始めた。 「ぉぉお゛ぉほぉ゛ぉ゛おお゛っ!!?♡♡ぉ゛ぉ゛~~~~~~っっ!!♡♡」  すり潰されて磨かれる065番のクリトリスは、限界までパンパンにふくれて絶頂を何度も繰り返している。  濁流のように潮が吹き出し、連続アクメで痙攣するマン肉が、きゅんきゅんとちんぽを締め付けた。参加者は「こりゃいい」と上機嫌でクリを磨きながら、上等なオナホと化している家畜まんこを使いだす。  その様子を見ていた他の参加者たちも、自分好みの家畜にこの拷問じみたクリ磨きをほどこしてやりたいと、次々にスタッフから電動歯ブラシを受け取っていった。  家畜のクリを磨きながらの種付け会は、結局予定されていた1時間を全部使って行われた。 「電動歯ブラシはかなり良かったな。こっちから動かなくても、家畜が勝手に逃げようとして腰ヘコするもんだから、ちんぽコキが楽でいい」 「しかも、クリイキ中のマン肉はよく動きますしな」 「下っ腹に力入ってるもんだから、ポルチオが自分からチンポに種付けされに来んのも、良かったね」  ツアー参加者たちは、誰もが大満足の様子でスタッフから渡されたタオルを掴み、汗をぬぐっている。  一方の孕み袋家畜たちだが、容赦ないクリ磨きによって腫れ上がったそこを晒し、未だにひんひんと泣いていた。全員が着床確実な量を中出しされており、余韻イキとともに股から粘り気のあるザーメンを垂れ流している。  一部の家畜は、クリが空気に触れているだけでイってしまうようになった。なんとか強すぎる快感を治めようと、珍しく自由になる両手を股間に当てる者もいる。しかし完全に逆効果なようだ。「お゛♡お゛っ♡」という間抜けなアクメ声を出し、自業自得のクリアクメに溺れている。 「かわいそうな孕み袋…あのいじめられ抜いた真っ赤なクリ、また回転ブラシでゴシゴシされちゃうんですよねぇ。フフフッ」  毛ほども同情してなさそうな声色で、白衣の男は彼らに向かって独り言を呟いた。 [23:15 C棟・来客用ロビー]  C棟での種付け体験会も無事に終了し、一行は最寄りの来客用ロビーにいた。 「皆様、本日はお疲れ様でした。新規会員様向けの見学ツアー、楽しんでいただけましたでしょうか?」  白衣姿のC棟統括部長が問いかけると、参加者側からねぎらいの拍手が送られる。 「ありがとうございます。それではこれより、お土産品の贈呈をさせていただきます」  そう言って統括部長が近くの扉を開けると、待機していたスタッフたちが大きなスーツケースをいくつも運び入れ始めた。統括部長はその中から3つのスーツケースを前に転がして、参加者たちに見えるよう、中身を開いて見せる。 「お土産はこちら…備品セットでございます」  参加者たちの間から「おおー!」という歓声が上がる。すこぶる良い反応に笑顔でうなずき、統括部長は話を続けた。 「以前から、廃棄品を譲って欲しいとのお声を多数いただいておりまして。こちらお試しとして、職員用ではございますが、見学ツアー参加者の皆様に無償でお配りしております。廃棄品とはいえ、今までよく働いてくれたモノたちです…最低3日くらいはご使用いただけると、こちらとしても嬉しい限りです」  ちらほらと笑いが起こる中、多くの参加者は舌なめずりをしてそれら備品を眺めていた。  アクメファクトリーならではの副産品であるこの人間備品は、裏の社会でも有名な高級嗜好品だった。めったに外へ流通しないこともあり、豪邸が建つほどの高値で取引される場合もある。 「今回は皆様に、クリ絨毯、テーブルオナホ、尿道花瓶の3点を、贈呈いたします」  そんな高級品がいきなり3点。これにはツアー参加者たちも、苦労をして会員になったかいがあったと納得の面持ちだ。  すっかりツアーを堪能した参加者たちは、解散の挨拶もそこそこに、いそいそと各々の宿泊部屋へ入っていった。部屋の中からは、気の早い参加者が早速備品のスーツケースを開けて、楽しむ声が聞こえてくる。 (はいき…はいき、じゃないっ♡まだ使ってもらえる♡おちんぽじゅぽじゅぽ♡シてもらえるぅっ♡♡)  一人の参加者に贈呈されたとある備品も、スーツケースの中で胸を躍らせていた。 おしまい♡

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