10 / 17
10.※ディルド
熱いものがナカを満たしていくのを感じた。
それは最奥にも届くほどに。
この愛が微塵もない相手に孕まれてしまうのだろうか。
上半身が裸になっていた客に両手足、そして、ナカ諸共絡みついた。
ぎゅうっと客の望んでいない精液を絞り尽くしたと思った時、ふっと力が抜け、床に身体を預けていた。
その間も下は繋がったままだった。
「ナカが痙攣してるな⋯⋯それを直に感じられる、やっぱり、生の方がいいな⋯⋯お前もそうだろ」
「⋯⋯は⋯⋯っ、は⋯⋯ぃ⋯⋯」
「ハハっ、子宮 に直接射精 してやったから、本当に孕んじまうかもしれないな。楽しみだ」
「はっ、⋯⋯ぁ⋯⋯ふ、ん⋯⋯っ」
腹部を撫でていたかと思えば、急に引き抜かれ、身体中を大きく震わす。
「おい、何勝手に垂らしているんだ。締まりのねぇ穴だな」
「⋯⋯あッ」
臀部辺りを叩き、ビクッと痙攣する。
嫌だと思いつつも、身体がその痛みでさえも気持ちいいという感情に埋もれていった。
「叩かれただけでも、イッちまって本当に変態だな、お前は。きちんと躾てやらないとな」
「⋯⋯っ、は⋯⋯ぁ⋯⋯んッ」
そう言って、ぱくぱくとしている孔 に何かを挿れてきた。
先程の息が詰まりそうなモノとは程遠く、されど、等間隔に来る不意な塊にきゅうと思わず締まる。
「締めるな。挿れられねぇだろ」
「⋯⋯ン"ッ」
パシンッと反対の臀部を叩かれ、そちらに意識が向いていた隙にナカの物を押し込み、下腹部が小刻みに震えた。
そうこうしているうちに全てが挿入 ったらしい、前の根元に輪っからしきものが通された時、後孔に挿れられた物が振動する。
ともだちにシェアしよう!