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prologue

皆さん、こんにちは。相田翔太です。 突然ですが、今日は俺と一緒に暮らす仲間達を紹介したいと思います。 まず、俺達が住んでいるのは郊外にあるとある一軒家。築6年で、結構広い家。 寝室は2人1部屋が3ルーム。その他のキッチンやリビング、バス、トイレは共用。 まずは、2階の1番奥の部屋に住む、涼さんと蒼を紹介します。 松本涼介さん。涼さんは近くの大手企業に勤めるバリバリのサラリーマン。確か、経理を担当しているとか聞いた気が。 料理も洗濯も掃除も上手で、ツッコミ役を担っていたり、皆のお母さん的ポジションだったり。本人に言うと怒られるから、いつも心の中でお礼を言ってる。 そんな涼さんと同じ部屋で暮らすのは、フリーター時々モデルの一ノ瀬蒼。白い肌に華奢な体つき。道を歩いていたら、思わず振り返る程の美青年。ヨーロッパ系のハーフらしい。 蒼は何というか……多分1人にしておいたら死ぬかもしれない。とにかく生活力が無い。 涼さんに世話を焼かれて、漸く生きてますって感じ。 涼さんと蒼の隣の部屋住むのは、椿とユキ。 椿貴浩。涼さんと同じ会社で働く営業マン。 穏やかで、いつもニコニコしてて、人当たりのいい椿。たまにとんでもない天然をかましたり。 スイッチが入ると、すごい変態になるとかならないとか。同室のユキが言ってた。ユキのみぞ知る。 椿と同室のユキ。冬崎雪斗。スラッとしていて、美人。花屋で働いてる、看板従業員。花屋のおばちゃんが言ってた。 そんなユキの綺麗な見た目に騙されてほいほい近づいたら、多分痛い目に合う。めっちゃ口悪いし気が強いから。……意地っ張りなだけで、根はイイヤツなんだよ? そして1番手前の部屋は、俺、相田翔太と、五十嵐司の2人。 俺はただの大学生。新聞配達と居酒屋のバイト掛け持ちしてるって位しか、目立った特徴はない。 司は、成績優秀、容姿端麗。狙うは一流商社マン。将来を期待されてる大学生。 家がお金持ち。たまに美味しいもの食べに連れて行ってくれる。 ちょっと俺様気質なのが玉に瑕って言われてる。……俺は、そこがいい所だと思うんだけど。 年齢も性格も違う6人だけど、仲は良いし上手くやってる。と思う。 そんな感じで、このシェアハウスでは今日も平和な時間が過ぎていく。 あ、ちなみに、全員ゲイだったりします。

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