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ー友情ー46

「昨日の件については、ただの俺のミスなんや。 それに、坂本には全然俺を殺すつもりはなかったんやろ? せやったら、俺は訴えとかって起こす気はないわぁ。 それに、アイツがああなってしまったのには俺にも責任があるってことなんやしな。 前にアイツの奥さんと子供を見殺しにさせてしまうようなことしてまったんやし、それで、俺のことを恨んでるんやったら、それはそれで仕方ないって思うんや。 もし、俺がアイツと同じ立場やったら、同じことしていたのかもしれへんしな」 「もしかして、桜井さんは坂本さんがやっていたってことに気付いていらっしゃったのですか?」 「まぁ、流石に最初の頃は全くもって坂本のこと疑いもせんかったけど、段々と怪しいって思うてきたって感じやったかな? せやから、俺はアイツの家行って、話をつけに行ったってわけなんや。 まぁ、そういうことやから、今回のことはチャラってことでええか?」 「まぁ、今回のことは特例ってことでしょうか? では、坂本淳さんを訴えずに釈放って形でいいんですね?」 「ええですよ……」

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