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二章ー記憶ー1

ーー前は色々な事があった。  親友だと思ってた奴が自分の事を好きだったりして親友と色々と意見を言い合って喧嘩もした。  喧嘩して分かった。  親友がいないだけでこう心の中に穴が空いてしまい何か寂しいような虚しいような何かこう何かが足りないような、そんな感じだという事が分かった。  仲直りして分かった。  親友の大切さがというのが……。  だからもう親友を離さないと決めた。  そして恋人。  恋愛をして初めて気付く。  恋人と一緒にいるだけで幸せな気分を感じさせてくれるという事。  親友以上の関係で親友以上にこう心の中を温めてくれる存在だという事。  ドキドキと心臓の高鳴りを教えてくれる存在だという事。  恋人も親友にもこれからまだまだ教えてもらう事は沢山あるだろう。  そして親友も恋人もこれからずっと大切にしないといけないとも思った。  俺からしてみたら和也も雄介も側から離れたくない存在となったのかもしれない。  まだまだ人生は色々とあるのだけど、和也と雄介とならどんな事があっても乗り越えられりような気がする。  これからどんな事が起きるのであろう。  ワクワクな事もあるのであろうか?  ドキドキすることもあるのであろうか?  初めて体験する事もあるだろうか?  今までの人生の中で平凡な毎日を過ごして来たのだけど今は恋人が出来たのだから、平凡だった毎日が平凡ではないような気がしてくる。  雄介は一体、俺にどんな毎日を過ごさせてくれるんだろ?  今まで通りに平凡な毎日になるのか? 平凡ではない毎日を送る事になるのか?  そこはまだ分からない所だ。

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