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ー記憶ー62
「ん? ……せやな? ほなら、それやったら、どないする?」
望は雄介に対して少し意地悪な質問をしたつもりだったのだが、それとは反対にそんな質問を返されてしまい顔を真っ赤にさせてしまう。
「な、望……答えて……俺、一人でシてると思うか? ほな、もし、シとったらどないする?」
「ぁ……ん……別に構わないんじゃねぇ? 但し、俺の事を考えてくれているならな」
今日の望はいつも以上に素直なような気がするのは気のせいであろうか。
それは本当に雄介の事が好きになったからなのであろう。 好きだから自分の事を知ってもらいたい、きっと望はそう思い始めているのかもしれない。
「当たり前やんかぁ、望の事考えながら、いつも抜いておるしな……でも、これからはいつも一緒やし……一人でやんなくても大丈夫になるな」
「あ、ああ、まぁな」
一通り言い終えると雄介は望のモノに舌を這わせ口の中へと含み丁寧に舐め上げるのだ。
「ぁ……あんっ……んっ!」
今にも限界そうな声が上がってきた。
「ゆ、雄介……」
そう望は雄介の名前を呼ぶと、もう限界とばかりに涙目で雄介へと訴える。
そんな望に雄介は望の頰を優しく撫でるのだ。
「はぁ……ぁ……もう……ん……ぁ……はぁ……」
望の中では、もうそれだけでも限界のようだ。 声や涙目だけではなく体全体でくねらせて雄介にアピールし始め、雄介の肩に回していた手を離すとギュッとシーツを握り始める。
「あ、ああ……やっぱ……もう、無理っ!!」
「我慢出来へんのやったら、イってええよ」
「はぁ……ぁ……もう……ん……ぁ……はぁ……あぁああ!! ん! っ! イくっ!」
その言葉と同時に望は雄介に言われた通りに達くと雄介の口の中にその白い液体を放つのだ。 それとほぼ同時位に雄介がそれを飲み込む音が聞こえて来るのだ。
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