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ー記憶ー63

「ん……望の十分美味かったで……やっぱ、やってないっていうだけあって、濃かったしな」 「ふざけんなっ……!」  そんな事を雄介に言われて、そう返すと望は恥ずかしさで枕へと顔を埋めてしまうのだ。 「なんや? 今日はバックでやりたいんか?」 「……そういう意味じゃねぇんだよ!」 「ほなら、どんな体位がええ?」  そう意地悪く雄介は望の耳側で聞いてみる。 「ちょ……はぁ!? 体位って!?」 「今日は望の言うのにしたるから……」 「じゃあ……バックでいい……」 「ほな、バックなぁ」  雄介は望から離れると未だにうつ伏せのままでいる望の体を四つん這いの状態にし望の足と足の間に雄介は体を入れると、いきなり望の後ろの蕾を舐め始める。 「はぁん……ちょ……いやぁ……!!」  室内にはそう雄介が望の後ろの蕾を舐める音が響き始めるのだ。 そしてその合間からは望の甘い声も途切れ途切れで聴こえてくる。  それを聞いてなのか雄介のモノの方も徐々に勃ち始めてきているようだ。 「も……やぁ……それ……ちょ……ぁあ! はぁん!」  望はその初めての雄介がしてくる行動に気持ち良くなってきたのか無意識のうちに腰を動かし始めていた。 「フフ……腰動いてきてんで……」 「ぁ……その……雄介に……やってもらってるんだから……はぁ……! 気持ち良くなって来てるのは……ぁ……やぁあああん! 当たり前だろうがっ!」 「それやったら、嬉しいわぁ。 でもな……そないな事言われたら、俺の方が我慢出来なくなってくるんやけどな」  確かに今日の望はこういつも以上に素直だったのかもしれないのだが、段々と自分が言っている事に恥ずかしくなってきてしまったのか口を閉ざしてしまう。  でもそういう風に煽ってくる望に、雄介の方も限界のようで、 「もう、挿れてええか?」  雄介の方も限界のようなのだが、やはりまだ望は数回しかこなしていない体には辛いと思ったのか、雄介は今度、望の後ろの蕾に指を入れながら動かし続けるのだ。

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