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ー天災ー104

 雄介はそう言うと、みんなの前で徐々に服を脱ぎ始める。 「おい……」  いきなりみんなの前で服を脱いだものだから、望は雄介に対して小さな声で突っ込みを入れると、それに反応したのは裕実だった。 「へぇー、凄いですね……桜井さんって流石はレスキュー隊で働いているだけあっていい身体してますよね」 「……へ?」  そう発言した裕実に対して、三人とも同じ反応をする。 「僕的にはそういうのって憧れちゃいます! 僕は肌の色が白くてしかも細くて、女性みたいな体みたいなので、本当に男性らしい体っていうのに憧れてます!」  まだ雄介と望の関係を知らない裕実は、雄介の格好良さに素直に感想を述べるのだ。 「まぁ、そこは毎日のように鍛えておるし、鍛えたら自分もこういう風になるんと違うかな?」 「ほ、本当ですか!? じゃあ、今度でいいので鍛え方とかって教えていただけたら嬉しいです」  裕実は嬉しそうな表情をし、雄介の方を見上げる。 「ああ、まぁ……俺は構わへんねんけど」  そう雄介の方も裕実に対して笑顔で答えるが、今の会話で納得いかなそうなのは望だ。  それは多分嫉妬なのであろう。 望はそう雄介が嬉しそうに話をするのを睨み上げたのだから。

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