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ー天災ー130
だけど腰は雄介にしっかりと腕を回されていて完全に雄介に押さえられている状態だった。
でも反対側の手は器用に服の中へと滑り込み雄介のその大きな手の腹で望のお腹や胸の辺りへと触れてくる。
暫くそうやって望の体に触れていた雄介の手だったのだが、望が着ているシャツのボタンを外すとシャツの前をはだけさせる。
そうやって露わになった望の体。
月明かりによって望の体がいつもより艶かしく見えるのは気のせいであろうか?
雄介は腰に巻いている腕に力を入れて自分の方へと引き寄せると望のお腹へと舌を這わせる。
「ちょ……ぁ……ん……」
望のお腹を舐めながら雄介は顔を少しだけ上げ、
「今日の望……いやに……色っぽいんやけど……」
「き、気のせい……だろっ?」
そういう風に言えば望はそう返してくるというのは、もう雄介の中では分かっているようだ。 そんな望にクスリとする雄介。
「な、そろそろ……腰押さえんでも……大丈夫そうなんか?」
「ぁ……え?」
「それって、どういう意味だ?」と聞こうとした望だったのだが腰から雄介の腕が離れて行ってしまう。
「自分の体支えられんようなら、その状態で柵の網を掴んでたらええねんやろ?」
「え? あ……ぅん……」
すると雄介はもう一度、望の唇へと唇を重ねる。
しかし今日の雄介はしつこいというのか何度も唇にキスしてきては離すを繰り返していた。
「お、お前……しつ……こ……ん……」
そして離すと、
「しょうがないやろ? また、暫く望と離れて暮らさなきゃなんないんやし、今日位は、許してな。 俺だって、望の温もり忘れたくないねんって……」
「ぁ……え? ……あぁ……」
その言葉で雄介がいやに今日はしつこい理由が分かったような気がする。
確かにそうだ。 今日はそういった理由もあって今の行為に至っているのだから。
そんな事を望が思っていると金属音と共に望のズボンが床へと落ちる。
「ぃ……ぁ? ちょ、そこは……まだ……」
「そう言うとるけど……望やって、その気やったんと違う? 望のモノ……もう、十分にパンパンやんか……」
そう言いながら雄介は望のモノを握ると、
「ホント……今日は……ぁ……んん! そこはっ!」
「……我慢出来へんか?」
その雄介の問いに頭を二回程頷かせる望。
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