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ー天災ー136
今日は何回、望は雄介にキスをされたのであろうか?
そう何回もキスをしてくる雄介に何度も付き合わされる望。
だが今はさっきまでのキスとは違う。
舌を絡めた濃厚なキスだ。
しかし今までこんなにも雄介が望の事を求めていた事があったのであろうか?
確かに過去数回、望と雄介は体を重ねてきた。 だけどこんなに雄介が望の事を激しく求めた事はなかったような気がする。
やはり望と離れていた事が逆に二人の距離を縮めたのかもしれない。
「ん……雄介……はぁ……しつこい……から……」
吐息と一緒に吐き出す言葉。
そうは言っているものの望だって今日は雄介の事を求めているのかもしれない。
だって望にしては珍しく簡単に雄介の要求を承諾したのだから。
そんな風に言っている望なのだが今日の雄介は、
「もうちょっと……」
と言って再び雄介は望の唇を塞ぐ。
その間に雄介は望の後ろの蕾へとモノをゆっくりと挿れていくのだ。
「……ん!」
やはり今日はあんまり慣らされていないせいなのか望に力が入ってしまい、こうなかなか挿っていかないような感じだ。
だがもう望から「挿れていい」と言われているのだから後戻りは出来ないと思っているのか、ゆっくりとはあるのだが腰を進める雄介。
「ちょ……ぁ……雄介……」
望がそう雄介の体を突っぱねようとしても今望の体は雄介の腕によってしっかりと腰を押さえられているせいか、まったく雄介が動く事はなかった。
優しく強く望の腰に回されている雄介の腕。
本当に前にも増して逞しくなったようにも思える。
暫くして雄介はやっとの事で望の唇から離れる。
「これで、少しは中に俺のが入っていくのを誤魔化せたか?」
その雄介の言葉に一瞬、望は首を傾げたのだが何だか今日の雄介はキスが長かった理由が分かったような気がする。
そうだキスをしている間に雄介は望の中にモノを挿れて行っていたのであろう。
「あ……」
そう言って望は雄介の事を見つめる。
すると雄介は笑顔で、
「そういう事やな……」
と答えていた。
「んまぁ……とりあえず、ここからが……本番っちゅう事やんな……。 それに、望はまだこの行為は慣れてない訳やし……何かこう気を散らすもんがあったら? と思ってキスしておったんやけど……」
「あ……ぅん……」
今日の雄介はやたらキスが多いと思ってはいたのだが、そう言った理由があったようだ。
「ほな、腰動かしてってもええか?」
「ぁ……え? ぅん……」
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