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ー天災ー143

 そんな望に雄介はクスリとすると、 「望はどんな事してみたい?」  その雄介の問いに望は雄介の事を見上げる。 そして首を傾げる望。 「そ、そんな事……俺が知ってる訳ねぇだろ?」  そう恥ずかしそうに答える望に再びクスリとする雄介。  今のはきっとそんな望の姿が可愛かったのであろう。 「ま、そうやんなぁー、でも、もう、俺とは数回やっておるんやで……それに、望やってこの前経験あったって言っておったやないか」 「でも、知らねぇもんは知らねぇの!」 「そっか……望はまだそこまでみたいやんな」 「……はぁ!?」  その言葉に望は雄介の方へと振り向く。 「まぁ、そのうちって事やろね。 ちょっと、意地悪な質問しただけやって……今の事……気にせんといて……。 望のこう可愛い顔を見たかっただけやからな」  そう言うと望はプイッと横へと顔を向けてしまう。 「やっぱ、望はそうやないと……そんな、望が俺からしてみたら可愛いし」  そう言うと雄介は手を望の体へと滑らせていく。 そして片手で望の後頭部を支え、もう片方の手で腰の辺りを支えると先ずは鎖骨辺りへ舌を這わせる。 「ん……ちょ……ぁ……」 「今までこういう事やった事なかったし、正確にはやってなかったって言うんかな?」  その雄介の行動に望は瞳をギュッと閉じてしまう。 「え? ぁ……やぁ……」 「まさか、そこまで感じてくれるとは……思うてなかったわぁ」  そんな望の反応にクスリとする雄介。  雄介の舌はやがて鎖骨の辺りから下の方へと這っていき望の胸の突起をとらえる。 すると雄介はわざと音を立てて吸い上げるのだった。 「いやぁ……ちょ、雄……す……け……そこ……いやって……っ!」 「吸われると感じてまうからか? ほな、こっちの方がええ?」  一旦、雄介は望の胸の突起から唇を離すと今度は望の胸の突起を指先で摘むのだ。 「いやぁあん! ぁ……」  そう言いながら首を横に振る望。

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