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ー空間ー15
二人が向かうのは一階にある外科診察室だ。 ここが二人の職場である。
相変わらず外では建設等が進んで来ているのか建物を作る音が聴こえてきていた。
確かにこの病院は耐震構造で出来ていて、あの大地震の時には倒壊を免れた建物だ。 他の耐震構造で出来てなかった昔ながらのの建物なんかは倒壊し倒壊を免れた建物では店も再開されて少しずつではあるのだが街には活気が戻って来たようにも思える。
九時になると診察開始時間だ。
いつもと変わらない診察室。
そうだ今は雄介と付き合う前の感じになってきているのかもしれない。
午前の診察を終えると今度は和也と食堂へと向かう。
そうだ今は物流も再開されて、やっと食べ物も自由に食べれるようになってきた。 だから今この時を無駄にはしてはいけないだろう。 地震当初は本当に食べる物も自由に食べる事が出来なかったのだから。
ご飯を食べた後、今日の望達は忙しい。 この後は手術が入っているからだ。
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