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ー空間ー69

「お前のすっげぇ、濃かったみたいだけど、暫く抜いてなかったんじゃねぇのか?」  そう意地悪そうな笑みを浮かべる和也。  和也はそう言うと裕実の方は顔を真っ赤にさせながら和也の頭を軽くポカポカと叩くのだ。 「痛てぇって……照れ隠しするお前も可愛いよな?」  何もかも和也に見透かされたような気がする裕実。  でも、そんな和也でも好きだと思ってしまうのは恋をしているからなのであろう。  再び和也は愛おしそうな表情を見せると裕実の唇に唇を重ねる。  本当に恋人とのキスというのは甘いというのだけど本当に甘い感じがする。 しかもキスというのは何でかそれだけでも酔ってしまいそうだ。 そう嬉しい感じだったり楽しい感じだったりするという事だ。 「やっぱ、俺はお前の事が好きだ……本当に今はお前の事が愛おしくて仕方がない位なんだからな……」  意地悪な事を言う和也なのだが、こうやって、たまに甘い言葉や優しい言葉も出てくるもんだ。  和也は裕実の前髪を掻き上げると額にもキスを落とす。  裕実の方もそれに答えるかのように和也に向けて笑顔を向け、まだまだ気怠い両手で和也の首へと腕を回し和也の唇へと唇を重ねる。  和也はその裕実の行動に気分をよくしたのか先へと進めるべく行動を開始した。  一回、抜いてしまった裕実のモノの手を掛け扱き始めると裕実の方は再び体をビクリとさせる。 そして体までも身震いしてしまっている。  一度イってしまった体というのは敏感になっていて他人にしてもらう事を知ってしまった裕実の体は余計に敏感になっているのかもしれない。  だが気持ちいい中に何か冷たい物を感じている裕実。

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