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ー空間ー74
そう和也は笑顔で言うのだが、裕実からしてみたらそんな事恥ずかしくて首を縦に振る事は出来ないようだ。
暫くの間、和也は裕実の後ろ蕾を指一本で慣らしていく。 そして慣れた所で指を二本へと増やしゆっくり動かし始めるのだ。
「ん……ぃ……はぁ……んん!」
指一本では大分慣れたかと思われたのだが、やはり二本ではまだキツいらしい。 先程の一本目と同じように苦しそうな声を上げているのだから。
本当に初めての時というのは、ゆっくりとじっくりと慣らしていかないと痛い思いしかさせない事を和也は知っている。 だから、こうやって時間を掛けて慣らしてあげているのだが、和也だって男だ。 恋人のこんな可愛い声に自分のモノが反応しない訳がないだろう。 さっきから何時間も裕実に時間を掛けているのだから自分のモノはもう限界に近い。 だが裕実の為に和也は今は耐えるしかなかった。
もう和也が着ているバスローブの下では本当にギリギリいっぱいまで勃っている和也のモノがある。 限界ギリギリ和也のモノの先端部分からは本当にギリギリというばかりに透明な液体が溢れ出してきているのだから。
だが、まだ裕実の中は慣らしきってはいない。
和也はゆっくりと指二本で裕実の中で指を動かし続ける。
「ぁ……あぁ! やぁ……」
裕実はそんな声を上げて何かに耐えるようにシーツを掴むのだ。
「気持ち良くなってきたみたいだな……でも、まだまだちゃんと慣らしていかないとな?」
和也はもう自分の方が耐えられないのにも関わらず、初めての裕実に対し本当に裕実が気持ち良くなるまで裕実の中を慣らし続ける。
指二本を巧みに動かし時には裕実がいい声を上げた所を突いたりしてみる和也だが、やはり和也の方は本当に限界らしく裕実の中にから一旦指を抜くと、
「ゴメン……」
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