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ー空間ー78
そう和也は言うと、裕実のモノの先端部分を親指の腹で押さえ直ぐにはイかせないようにしてしまう。
「これなら、イきたいのにイけないだろ?」
「ん……」
「本当は完全にイかせないようにするには、透明なチューブとかをモノの先端部分に入れてさ……イかないようにする方がいいんだけど……流石にそれは今日は持ってきてないからさ……だから、親指って事で……」
「え? チューブをこのモノの先端部分に!?」
それを考えただけでもゾッとする。 そう考えるだけでもモノの先端部分にチューブを入れるのは痛そうだからだ。
「そ、それだけは……辞めて下さい」
「じゃあ、俺と一緒にイくしかないよな?」
そう和也は微笑むと再び腰を動かし始める。
「ぁ……きゅ、急に……ぃ……ぁん……う、動かさないで……く、下さい……よ……っ!」
「そう言ってるけど、もう、お前の腰だって……動いてきてるぞ……」
和也の言う通りにもう裕実の腰も動いてきていた。
「ぁ……そ、そんな事……いやぁ……ないですってばぁ……」
「動いてんだよ……まぁ、そんだけ嬉しいって事なのかな? まぁ、気持ちいいとも言うのかもしれねぇけど……」
きっと裕実からしてみたら腰の動きは無意識だったのかもしれない。
裕実はゆっくりとしたスピードに慣れてきたのか和也の方は徐々に腰の動きのスピードを上げていく。
「ぁ……はぁ……あっ! ぁああん!」
和也の腰のスピードが上がってくると、先程、裕実が一番甲高い声を上げたポイントを突き始める。
腰を動かす度に、水音と裕実の声とスピードが上がった腰を打ち付ける音が部屋内に響き渡り聴覚をも刺激してくるのだ。
「いやぁあん! も、もう! 和也さんっ! ダメですってばぁ!! ぁああん! もう! イきたい! イきたいんですからぁああああ!」
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