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ー空間ー79
裕実はもう限界なのであろう。 額からは汗が流れ瞳からは涙が溢れ出て懇願するかのように和也の事を見つめるのだから。
「はぁ……はぁ……そうだな……そろそろ……俺の方も限界だし……」
和也はそう言うと自分の額に流れている汗を拭い、裕実のモノの先端部分から手を離すと、しっかりと裕実の腰を押さえ動き始める。
「ぁ……あ……和也さん……ゴメンなさい……もう、イっちゃいますっ!」
「ああ、いいぜ……俺もだからさ……」
和也は更に腰を打ち付け、そして、
「ん……いやぁああん!」
「ん……はぁあああ!」
と二人同時に果てるのだった。
イった後、和也はゆっくりと裕実の中から自分のモノを抜き裕実の体を仰向けにさせ、
「……はぁ……はぁ……大丈夫だったか?」
イた余韻でなのか、肩で呼吸をしながら、和也は裕実を心配そうな瞳で見つめるのだ。
「はぁ……はぁ……だ、大丈夫ですよ……和也さんって優し過ぎです。 そんなに心配しなくても大丈夫ですから」
「ゴメン……。 大丈夫そうならいいんだ」
そう言うと和也は裕実の頭を撫で額や頰にもキスを落とすのだ。 裕実はその和也の行動にくすぐったそうにしている。
「やっぱ、お前って可愛いよな。 俺はマジでお前の事好きになって良かったと思ってる」
そう言うと和也は裕実の横に仰向けになって、腕を頭の下に置き天井を見上げながら言う。
「僕もですから」
裕実はそう言い和也へと抱き着くのだ。
「ああ……」
和也はそう一言だけ返すと本当に和也は裕実の事が好きなのか、それとも和也からしてみたら恋人への愛情表現なのか頭を撫でる。
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