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ー空間ー131

 そう雄介が言い終えた直後、望は頭をコクリと頷かせる。  それもちゃんと雄介には伝わったのであろう。 雄介の方は笑顔になると望の肩を手で支えて望の顔を気持ち上げさせると先ずは望の額へとキスを落とす。 「俺もお前と同じでお前の事がホンマに好きやって……」  そう雄介が言った直後、望の方も小さな声ではあったのだが、 「俺も……」  と答える。 「ああ、そう言ってくれてホンマありがとうな」  雄介の耳にはそんな小さな声だったのにも関わらず、ちゃんと望の声を聞き取っていたのであろう。 嬉しそうに今度は望の肩を抱き締めると、そのままベッドへと望の体を横へとさせる。  どうやら、やっと望と雄介の仲は修復されたようだ。 きっと雄介は最終的にはこうなる事を予想していたのであろう。 やっと二人の間にもイチャイチャする時が来たのかもしれない。  こっそりと和也は二人の様子を見ていたようだ。 そんな二人に和也の方もきっと胸を撫で下ろす。  雄介は愛おしそうに望の顔の至る所にキスを落とすのだ。  額や頰へは当たり前で、最後には唇にもキスを落とし啄むようなキスをした後に歯列を舌先で割って望の口内へと舌を侵入させていく雄介。  久しぶりの恋人との長い甘いキスに、望はとろんとした表情で雄介の事を見上げている。 「スマン……あまりにも久しぶり過ぎて……今日はもう抑え効かへんかもしれへんわぁ」  雄介は望に向かって愛おしそうな切なさそうな表情を向けると、望の頭を撫でるのだ。 「いや……俺の方も……無理だからっ」  一方、望の方は流石に恥ずかしかったようで雄介から視線を外すものの、そこは望なりにそう素直に答える。  その望の素直な言葉を聞いて、雄介は確かに抑えは効かないとは答えたものの逆にいつも以上に望を優しくして上げたいという気持ちに変わったのかもしれない。  確かに愛おしい人を目の前にして抑えが効く訳もないのだが、やはり、そこは恋人の事を傷付けたくないという方が勝っているのであろう。 だが雄介のモノはもう既にお腹につく位にまで勃ってしまっている。 「と、とりあえずな……まぁ、俺のは勃ってもうてるけど、我慢してな……今日は望の事優しくするし……」  雄介は望にそう告げると、望の方も頭をコクリと頷かせるのだ。 そして望の方はもう本当に覚悟を決めたのであろう。 雄介の首へと腕を回すと、雄介を誘うかのような瞳で、雄介の事を見上げる。 「ん? もっ回キスか!?」  何も答えない望に対して、雄介は望のその行動を察知したのか再び望の唇へと唇を重ねると、望はとろんとした瞳で雄介の事を見つめるのだ。

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