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ー空間ー200

「なんやろ? お前に責められるのは、なんか変な感じがするわぁ」  一瞬、望は雄介の言葉に顔を真っ赤にさせたのだが、息を吐き自分の事を落ち着かせ、 「ふざけた事言ってねぇで、お前は大人しくしてるんだぞ! 今日だけなんだからな……俺がこういう事するのはさぁ。 それと、和也達に話すんじゃねぇぞ」 「分かったな」と付け加えると望は再び雄介の唇に唇を重ねる。  それから暫く望は自分なりのキスを繰り返すのだ。 少しして満足したのか、それともまだし足りないのかは分からないのだが唇から離す。  いや、多分、望からしてみたら次にやる事が分かってないのかもしれない。  もう雄介のモノを舐めてもいいのであろうか? これさえも初めての事で、どうしたらいいのか? っていうのが分かっていない。  でも今日は望がリードすると言った以上リードしたいと思っているのであろう。  望は雄介が履いているスエットのズボンを少し脱がせると、既に少し勃ち始めている雄介のモノを片手で握り上下へと動かしてみる。  これくらいなら望自身も男なのだから分かっている事だ。  優しく握り動かしていると雄介の方は、ちょっとではあるのだが声を上げていた。 「ぁ……ん……ええよ……めっちゃ……気持ちいいし……」  そりゃ、雄介だって気持ち良くなるのは当たり前なんであろう。 恋人いや一番好きな人にそうやってやってもらっているのだから。  雄介は望のその行為に荒い呼吸を繰り返し始める。  恋人のその行為にいつも以上に興奮しているからなのかもしれない。  望にそこまでやられたのなら雄介の心の中では望にして上げたいと思ってしまっているのであろう。

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