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ー空間ー201
だが、先程、望には痛いほどに手を出すな。 と言われているのだから手を出してしまえばきっと望の事だ、怒るというのか拗ねてしまうのかもしれない。
本当に望という人間というのか性格というのは扱いにくい時がたまにある。
確かに雄介は望の事が好きなのは全然変わる事はないのだが、たまに考えてしまう時がある。 いや好きになったのなら、そこは考えてはいけない所だと思うのだが。
それに今は望だって雄介の事が好きなのは分かってきている。
雄介がこう何か考え事をしているうちに望は雄介のモノを口の中へと含み上下へと動かしている姿が目に入ってしまった。
確かに望の場合には初めてなのだから、そこは上手くはないのだが一生懸命やっている姿に、雄介は嬉しくて仕方がないのかもしれない。
嬉しいだけで、ここまでモノというのは勃ってくるものなのであろうか。 いや、それが恋人だから勝手に勃ってきてしまうのであろう。
「ふぅ……ん……もう……望……止め……イってしまうわぁ」
雄介はもう本当に限界なのであろう。 雄介のモノを咥えている姿を見ながら切羽詰まったような表情をし、イくのをどうにか堪えているのが分かる。
望は一旦、雄介のモノから口を離すと、
「イきたかったら、イけばいいだろう……受け止めてやるからさ」
今日の望の行動に驚きっぱなしの雄介。 だが初めての望に雄介の白い液体を飲ませる訳にはいかない。
雄介はそこで悩んでしまっていた。
このまま望にやらせてもいいのであろうか? それとも何としてでも止めるべきなのか? と。
でもイきたい欲求というには直ぐに止められる訳もない。
「望……? ちょっとええか? ぁ……そう……」
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