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ー空間ー209

「ぁ……ん……望……ぃ……好きや……ホンマに……ホンマやからな……ぁああ! もう! アカン! 俺もイくっ!」  そう雄介の方も切羽詰まったような声を上げると望の顔を見つめる。  すると望の方も限界だったのであろう。 顔を反らして甘い声だけを上げ続けていた。  もう望の方は腰を動かす事を忘れてしまっているのか、今はもう雄介だけが腰を動かし続けている状態だ。 「んっ! ぁ……望っ!」  そう雄介は声を上げると、望の中から自分のモノを抜き望の事をベッドの上へと仰向けにさせる、その雄介が出している白い液体を望のお腹の上へと放つのだ。  望の方はもう力尽きてしまっているのか完全にベッドへと体を預けてしまっていた。 ただ自分のお腹の上で雄介が出した白い液体と自分で出した白い液体を感じているのかもしれない。  雄介は直ぐにテッシュを用意すると、望のお腹の上にある白い液体を拭き始める。  そして拭き終えるとベッドの上へと俯せの状態で横になる雄介。  そこで雄介は望に何か声を掛けようとしたのだが、どうやら望はそのままで寝てしまっているようだ。 「ま、しゃーないか……昨日はあんな事件があった後やったし、今日は今日で仕事でいなかったんやしな。 そりゃあ、疲れておったんやろうし」

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