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ー波乱ー39

「俺も限界……だったからな。 側にいるのに、俺が仕事でしか雄介とは会えなくて、しかも、プライベートでは全く雄介に近付く事さえ出来てなかったからな。 俺だって、どれだけお前に会えなくて寂しい思いをしてたか? っていうのが分かってるのか?」  望はそう切なそう瞳で雄介の事見つめる。 「ほんなら、俺やってそうや。 望は仕事中には俺の側に来ておるのに仕事中の望は業務的な事しか言わへんし……せぇへんしで、寂しかったんやからな……挙句、今日は新しい先生が来てるからって、業務的な事さえも望と触れ合う事がで出来へんかったやんか。 しかも、その和也狙いのその男っちゅうんは……俺の足イヤラしく触って来てたしな」 「ああ、そこのところは何となくだけど気付いてた。 ってかさ、あの時の俺の気持ち分かってるかぁ!? 完全にあの時の俺は嫉妬してたんだからな」 「気づかん訳ないやろ? 俺やって、めっちゃ腹たっておったんやしな。 ホンマは望にしか俺の体に触れて欲しくないのに、ベタベタと触ってきよって」 「そこまで嫌だったんなら、包帯巻き直してやろうか?」  望は一旦、雄介から離れると雄介の足に巻いてある包帯を外し始める。 「変なとこ、俺達通じておるのな」 「変な所じゃねぇよ……どこもだ……」  望は雄介の足に巻いてある包帯を外しながら照れ臭そうに口にしている。 「ん? 今日の望なんかおかしいような気がすんねんけど?」  雄介はいつもより本当に素直な望の事をジッと見つめる。  だが、やはり望には変わったような所は無さそうだ。 「別に変じゃねぇよ……」  そう言うと外し終えた包帯を巻いて、それをベッドサイドにあるテーブルの上へと置いておく望。 「そうやなぁ、変なとこはないっちゅう事で……」 「ああ、そうだよ……」 「ほなら、夜はまだまだ長いっちゅうことやし、今日は楽しませてくれるんやろ?」 「ああ……」  望はそう答えると、まだ下着の上からではあったのだが優しく撫で始めるのだ。 「本当に久しぶりだよな。 お前のを俺の中に挿れるのはさ……」  そういつもに望ならそんな事言わないのだが本当に今日の望はおかしなくらいにそんな事を口にしているようにも思える。  下着の下で既に窮屈そうにしている雄介のモノ。 それでも望はその下着の上から雄介のモノを指を使ってイヤラしく撫でたりを繰り返したりしていた。 「ぁ……望……!? っ……」  そんないやらしく撫でる望に対し雄介の方がいつもとは違う感じに声を詰まらせる。 「な、望……今日はどないしてん?」

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