834 / 972

ー波乱ー40

「何でもねぇって言ってんだろ? ただ、俺がお前の事を求めてるだけだ。 俺がお前の事求めちゃあいけねぇのかよ」  そこまで望に言われてしまうとなにも言えなくなってしまう雄介。 「確かに、どうでもええ話やったな……俺はお前が側に居ってくれるだけで、幸せなんやしなぁ」 「ああ……」  その雄介の言葉に望は微笑むと望は雄介の下着までも脱がして雄介の熱くなったモノに手を添えゆっくりと上下へと動かし始めるのだ。 「はぁ……ん……」  まだ望の方はそうやって男のモノを扱くという動作は慣れていないのだが、それでも一生懸命に雄介のモノを扱くのだ。 いや流石に自分のモノは扱いた事はあるのだから、その時のように雄介もモノも扱く。  先程まで見えていた月はゆっくりと登り今では窓の真ん中辺りで望達の行為を見続けていた。  だが丁度、望の顔はその月の光が当たっていないのか雄介からはその望の表情は見えないものの今の角度からだと雄介のモノを綺麗にそこだけを映しているようだ。 雄介のモノの先端部分からは、もう透明な液体が溢れ出て来ている。  その透明な液体は窪みから次から次へと溢れ出し望の手を濡らし部屋内にはその水音が響き渡る。  月の光に映し出されている雄介のモノ。  今まで望はきっと雄介のモノは見たことがなかったのであろうか。 いや、こうまじまじと視界には入って来た事がないという方が正解なのかもしれない。  こう改めて見ると本当に雄介のモノは体と合致して大きく見えてしまっているのは気のせいであろうか。 いや少なくとも望のよりは確実に大きいのかもしれない。  しかし、よくこんなモノが自分の中に入るものなんだと望は感心しているのであろう。 しかも、これは望の中で動くと快感を生ませてくれる。  そして何だか急に望の中で思い出されてしまった記憶というのは大学時代に付き合った女性の事だ。  そうだその女性に望はそういう行為は下手だと言われてしまい、そこからそういう事に関して自信を無くしたという事だ。  まさかモノの大きさによって気持ち良さとかが違うもんなんであろうか。  望はそんな事を考えると雄介の方に視線を向けて、 「雄介!」  突然、望は大きな声で雄介の名前を呼ぶと、雄介はその望の声にビックリしたのか望の事を目を丸くした状態で見上げるのだ。

ともだちにシェアしよう!