雄介の話を聞いた望は安心したような表情になると、 「そういう事か」 「ああ、そういう事や」 「安心した……」 　望はそう言うと自ら雄介の首へと腕を回し雄介の唇へと唇を重ねる。 　そしてキスをし終えると今日の望は本当に雄介の事求めているのであろう。　雄介の事を誘うような瞳で見つめ始める。 「望……そのままでおってな……」 「そのままって？」 「腕を俺の首に回したままやって事や」 　望の顔はまだ雄介の言葉を理解出来ていないのか目をパチクリとさせていた。　その言葉に付け足すように雄介は、 「俺がやっぱリードせんと先に進めんようやし、今からは俺にリードさせて、それに、そのままやったら、行為続けられるしな」 　とりあえず、その雄介の言葉に頭を頷かせる望。 　望は雄介の負担にはならないように雄介のお腹の上に座ったまま少し体勢を前にして雄介の首に腕を回している状態だ。 「まぁ、とりあえずな……望、ズボン脱いで……俺の体を跨いで立膝でおって……」 　雄介のその優しい誘導に望は色っぽい声で返事すると雄介の前で今日は本当に素直に脱いで雄介の前へと自分の勃ったモノを晒す。 「かわええなぁ……望のって……」 「雄介は……こんなモノでも嫌じゃねぇのか？」 「そんなん全然問題ない事やろ？」 　雄介はそう言うと望のモノをゆっくりと扱き始める。 　すると望のモノからはさっきの雄介のようにモノの先端部分から透明な液体が溢れ出し雄介は望の先端部分から溢れ出てきている透明な液体を舌先を使い舐め時には音を立てて吸い上げるという行為を始める。 　それから雄介は望のモノを暖かい口内へと含むと水音を立てて望の聴覚までも快感の渦へと溺れさせていくのだ。 「ぁ……やぁ……ぁ、ぁんっ！」 「声……気をつけなぁアカンよな？　そうやないと、夜勤の看護師さんが吹っ飛んできてまうで……流石にこないな姿を看護師さんに見せたぁないやろ？」 　もう望の中では完全に理性という物は吹っ飛んでしまっているのであろうか。　今はもう雄介の言葉にすら返事ない状態のようだ。 「ま、ええか……」 　そう雄介の方は諦めると今までは望のモノしか快感を与えなかったのだが空いている手で望の後ろの蕾へと指を入れようとした矢先、 「んっ！」 　そう望の苦しそうな声が聴こえてきたと同時に雄介の背中に痛みが走る。 　どうやら今の雄介の行動に望は雄介の背中に爪を立ててしまったようだ。