883 / 1491
ー波乱ー89
再び望が弱いと分かってしまった耳を舐めてくる雄介。 その行動に望は体を震わせる。
「ええ反応やんな……そこ望からしてみたら、ホンマに弱いとこやったんやな?」
雄介はそう言うと十分に望の耳を堪能した後、望が今着ているパジャマを手錠が掛かっている手首にまで脱がせたようだ。
そう今日の望は手首に手錠が掛かっている状態なのだからパジャマをそこまでしか脱がす事が出来ないという事だ。
だが、その中途半端な脱がし方に雄介は今日の望は誘っているようにしか見えないのは気のせいだろうか。
しかも窓から差し込んでくる月がより望の体を妖美に見せてくれている。
闇に輝く月。 その淡い光りがより一層、興奮度を増させてくれているような気がする。 だって昼間の太陽ではそんな気が起きないからだ。
そして月の力というのは狼を変貌させると聞いた事がある。 今日の雄介はその月の力を借りて変貌しようとしているのかもしれない。
やがて雄介は舌を這わせて耳から首筋へと通り胸の突起へと辿り着くと雄介は望の胸の突起を舐め吸い上げる。
「……ん!」
その望の息を詰まらせるような声に雄介の方も満足そうに喉を鳴らす。
今日は入院してる時とは違って誰にも邪魔される事がないからであろうか? 徐々にではあるのだが雄介の方も部屋着にしている短パンの中でどんどんと形を変え始めてきているようだ。
だが、まだ十分に勃ってきている訳ではない。 それに望の方だって気持ち良くもまだ後ろの蕾さえも慣らしていないのだから挿れられる訳ではないのだから、もう少し望の事を気持ち良くさせて上げないといけないだろう。
雄介がフッと気付くと望のモノも雄介同様にズボンの中で勃ってきているのが分かる位になってきていた。
「今日は望だって早いやんか……もう、触って欲しいって言ってる位に勃ってきてるみたいやで……」
そう意地悪げに言う雄介。 雄介にしては珍しい事を言っているのかもしれない。 普段の雄介は望に対してそんな事はあまり言わない筈だ。
「な、何……? 言ってんだぁ……!? ぁ……! んっ!」
「何って……? ただ、触って欲しいんか? って聞いておるんやけど……」
確かに雄介の言う通り、もう、そこまできてるのなら触って欲しいと思うのだが、そこは恥ずかしくて答えられないでいる望。
望はしばらくの間、黙っていたのだが雄介はただ胸の突起を触ったり吸ったりする事だけで止めてしまっている。
「ちょ、な、何!? ゆ、雄介……?」
「望がな……俺の質問答えてくれるまで、望の胸の方を触っているだけにしとるだけやし……早く言えば俺なりのストライキってところなんかな?」
ともだちにシェアしよう!