895 / 1491
ー波乱ー101
望はその雄介の行動に安心したやたような表情をすると雄介が居るであろう方向へと笑顔を向け、見えていないのにも関わらず手探りで雄介の体を確認するかのように触れるのだ。
「雄介……」
また、そう不安そうな声を上げる望。
「ん? 何?」
と雄介は優しい声で答えるのだが望方はまだ黙ったままだ。
雄介は一瞬、不思議に思ったのだが、よくよく望の顔を覗き込むようにして見てみると顔を赤くしている望の顔が入ってくる。
その望の様子に雄介の方は望が何がしたいのかがわかったのであろう。
雄介は望の頬を両手で包み軽く触れるだけのキスをする。
それに望の方は満足したのであろう。 口元だけで笑顔になるのだ。
雄介は望の体の上の方で四つん這いになると望の髪の毛を指で梳き、雄介は再び心の中で火が付いてしまったのか今度は望の上唇を舐めて下唇は音を立てて吸っていた。
それだけでも望は体の方をさっき以上にビクつかせているのか早くも声を上げる。
「望の唇って美味しいのな……」
そう雄介は満足気に言うと唇から顎のラインへと舌を這わせて、さっきと同じように首筋や鎖骨へと舌を這わせ胸の方も望の体を確かめるかのように舐めていく。
「ぁ……ちょ、もう……ヤバイって……? ゆ、雄……」
最後まで雄介の名前を言う前に望は胸の突起を舐められてしまい背中を逸らしてしまう望。
確かに目隠しされていると、いつも以上に敏感になるのかもしれない。 しかも一回した後なのだから余計に敏感なのであろう。
「ま、もう今日は二回目やし、そんなに望の事気持ち良くさせんでも平気なんやろうけど……やっぱ、もうちょい長く楽しみたいやんか……せやから、望の体もうちょい堪能させてくれへん? それに、望の可愛い声ももっと聞きたいしな……」
その雄介の言葉に望は顔を赤くする。
確かに今の時点で気持ちいいのは確かなのだからいいのだけど、それなら初めての二回戦目も楽しんだ方がいいと思ったのか望の方は体から力を抜いて雄介に身を任せる事にした。
望の方は雄介に向かって軽く微笑むと鍛え抜かれている雄介の体へと再び触れ、よく筋肉が引き締まっている胸の辺りを手探りで探り当てる。 望はそれが胸だと分かると今度はその手を滑らせていき今度は二の腕を探し、そこをギュッと掴むと雄介にサインを送るのだ。
雄介の方も望のその何かのサインらしき行動に気付いたのであろうか。 頭を頷かせると再び望の体へと触れ行為を再開させたのだから。
ともだちにシェアしよう!