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ー海上ー29

 今日はどうしてこんなにも雄介は意地悪な事を言っているのであろうか?  望はその雄介の言葉に首を振る。 「嘘吐いちゃアカンって……。 体の方はむっちゃ正直みたいなんやけどな。 それよか、早よ……ソレ望の口の中で濡らして……俺のやって思うてな。 もし、それが俺のやって思うたら舐められるやろ? そうしないと……望の中から指抜いてまうからな。 まぁ、今の望のココ……俺の指咥えこんで離さないっていう感じなんやけどな」  そう雄介に言われても望の方はどう答えたらいいのかっていうのが分からないようだ。 「ほら、望……早よせんと……望の中からホンマに指抜いてまうで……」  雄介の方はそう言いながら本当に望の中から指を抜こうとするのだが望の方は無意識なんだろうか? 雄介の指を離さないとばかりに力を入れてしまっている。 「案外……望ってMなんやな……」  もう今日の雄介というのはこう恥ずかしい言葉を連発しているようにしか思えない。  だが、いつもとは違う感じの雄介だからなのか、それとも望は雄介の言う通りにMなんであろうか? ゆっくりとではあるのだが興奮度が増してきているようにも思える。 おまけにもう顔を真っ赤にさせ頻繁に腰をビクリとさせてみたりしている望。  やがて雄介が指を望の中から抜いてしまおうとした瞬間に望は先程、雄介に渡された玩具を口にする。  そうする事でそれぞれの水音が部屋内に響き渡るのだ。 「ん……んん!」  雄介が望の中に入れた指を動かす度に声が出そうになるのだが今日は口に玩具を咥えているせいもあってか、その声は鼻から漏れてくる。 「3Pやってるみたいやろ?」  雄介はそう言うと望の中に入れたまま望の足を持ち上げ望の中に雄介の指が入っている姿を見せるのだ。 「分かるか? 俺の指が望の中に入ってるっていうんが……こうやって、望の中を指で出し入れしながら望の中を慣らしていくんやで……」  あまりの恥ずかしさに望は視線を逸らそうとしたのだが体の方はもう本当に正直なのかもしれない。 望のモノの先端部分からは透明な液体が溢れ出し、それが望のお腹辺りへと垂れ濡らす。 「ん? 望はこんなに恥ずかしい目にあっておるのに興奮してきてるん? 何? この透明な液体は?」  雄介は確かめるかのように望の体に落ちた透明の液体を指で掬うと望の目の前へと持っていくのだ。

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