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ー海上ー40

「なんだよー! この部屋ー!! マジに雄介が羨ましいぜ!!」  和也は一応雄介に許可をもらっているだけあって、部屋にある玩具を触り始める。 「何々? コスプレもあるんだー! 一度でいいから医者プレイしてみたいんだよなー。 メイドもいいよな。 裕実に着せてみたら似合いそうだしさぁ」  そう言いながらも、和也は頭の中で裕実のメイド姿を想像でもしているのか、次の瞬間には、 「ん? 何だかヤバいんじゃねぇのか? ん? 俺のムスコさん……反応してきちまってる!? ん、まぁ……想像しただけで俺のムスコさんが反応するって……ま、まぁ……まだ、若い証拠って事だよな? やっぱ、トイレ……。 一週間しない体にはココは刺激強すぎたのかもな」  和也は一階に戻ると、ドアの前に立っている望と視線が合う。 「お前なぁ、あれほど、大人しく待ってろって言っただろうが!」 「説教は後! 後! その前にトイレに……」  と言いながら和也は自分のモノの方に視線を向ける。  それに釣られて見てしまった望は顔を真っ赤にすると、 「あー! もう! 早くトイレに行って来い! トイレはお風呂場の隣にあるから!」  そう望はトイレがある場所の方へと指差す。 「でもさぁ、望って、まだまだ可愛いとこあるよなぁ、未だにこんな事位で顔を真っ赤にするなんてさ。」  和也の方はそう慌ててトイレの方に向かうのだが、トイレに向かう途中、望に頭を一発叩かれながらも向かうのだ。 「あー! まったく、痛いつーの!」  とボソボソと文句を言っているものの、和也にとって今はそんなところではないらしく、トイレの方へと向かう。  和也はトイレへと向かうと、一人で今日は自分でヤるのだ。 「ホントに恋人がいるのに一人でイかせるって空しいよなぁ。 ゴメンな、俺のムスコちゃん達よぉ」  和也はそう呟きながらも、完全に自分のモノをイかせるとリビングの方へと戻っていく。  しかし今日の望は物凄く機嫌が悪そうだ。 目を座らせて腕までも組んでいる。 「終わったのか?」 「まぁ、一応な……」 「……って、さっき俺は大人しく座って待ってろ……って言ったよな?」 「あー……だから、それは……」  そう和也は雄介にメールをもらったからとは言えずにいるようだ。 だって、そこは望にはメールが雄介から来ていないのに、和也に来たという事だからなのかもしれない。 「なんだよ」 「あ、ああ、まぁ……今の行動は俺が悪かったって……うん、まぁ……俺が言うことを聞かなかったっていう結果だもんな。 やっぱ、こう親しき仲にも礼儀ありって事かな?」  和也はそこまで言うと、望に向かって頭を下げる。  だが、望の方はひと息吐くと、

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