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ー海上ー118

 そう恥ずかしそうに言う雄介に対して望の方は首を傾げる。 「なんでだよー……」 「せやから……あのな……デート行く前にやなー……望ん事抱きたくなってまうからや……」  その雄介の言葉に顔を真っ赤にする望。 最近は二人共忙しくてしてなかったのは事実でもあるのだから久しぶりのこの状況にしたくなるのは当然なのかもしれない。  望の方はその雄介言葉に視線を離すと、 「……し、シたいんだったら……す、スればいいんじゃねぇのか? 俺の方はお前の事……拒む必要もねぇんだしよ……」 「ほなら、ええって事か?」 「……あ、まぁ……まぁな……」  雄介は望からそんな嬉しい言葉を貰うと今まで我慢していた欲を爆発させるかのように望の事を強く優しく抱き締めると首筋を舐め首に吸い付き跡を残していく。 「ん……ぁ……」  くすぐったいのか? それとも、あまりにも久しぶりだったからだったのか望の口からは早速甘い声が漏れ始めるのだ。  その甘い声にもう雄介の方も我慢出来なくなってしまったのであろうか。ゆっくりと望が着ているパジャマのボタンを外し始めはだけさせる雄介。  そして、雄介は望の肌へと触れ、 「ほんま……望の肌っていうのは……すべすべやんな……」  雄介にそんな事を言われてしまい再び顔を真っ赤にする望。 「ちょ、ゆ、雄介!」  そう望が急に何かを雄介に言おうとした直後、雄介の方は望の胸の突起を吸い始めてしまう。 「ふぅ……あぁ!! ゆ、雄……すけ……ちょ……いやぁ……止めろって……」 「……へ? 何でなん? もう気持ちええねんやろ?」  そう言われて望の方は相変わらず首を振ってしまっていた。 「望……それは嘘やって……。 まぁ、体の方は正直やし、体の方に聞いた方が早いんかもな……それに、もう体の方はピクピクってさせておるみたいやし……」 「雄……すけ……」  その雄介の言葉に望は色っぽい瞳で雄介の事を見上げる。  望だって口ではそうは言ってるものの今まで2人は忙しすぎてそんな事もしてなかったのだから色っぽい瞳で雄介の事を見上げてしまっていた。 「そないな瞳で俺の事見んといてぇな……ほんま俺の方が抑え効かなくなってくるし……」  雄介はそんな望に切なそうな瞳で見つめる。  確かに雄介の方もやる気満々でいたのだがフッと今日は望と眼鏡を探しに行くのを思い出したのか手を止める。 「ちょ、え? ど、どうしたんだ?」  その雄介の行動に戸惑いを見せる望。 「あ、いやな……」  急に止まってしまった雄介。 そして、雄介は望から急に視線を離すと、 「あ、まぁ……あー、今のは俺が悪いし……ちょ、今はお前だけイかせる事にするわぁ……」

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