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ー海上ー132

「嘘違うで。 ほんまにお前が居らんかったら、俺には守るもんも失うもんもあらへんし、それやったら仕事の方で命落としてもええとも思った位やしな」  そう言う雄介に対し、 「ゴメン……ゴメン……そういう意味で俺の方は笑ったっていう事じゃねぇんだよ。 ただお前にしては珍しく臭いセリフを言うなぁ、思ってな。 そこで俺の方は笑っちまったんだよ」 「それにしたってな。 ほんまに俺の方は本気で思っとる事なんやけどな」 「むくれるなって。 雄介の気持ちは俺が1番分かってる事なんだからな」 「そないな可愛え事言っておると今日はそないな事も言えない位に望の事気持ち良うしてまうからな」  雄介はクスリとすると、まずは意地悪気に、 「なぁ、望……前に比べて感じやすくなったんと違う? めっちゃもう……ココ……もうこないに勃っておるしな……もう、ある意味舐めんでも平気なんか違う位になっておるんやけどな」  雄介は望の胸の突起を指先だけ軽く突くだけで望の方は体をビクリとさせ再び小さな声を上げるのだ。 「ぁあ! ふぅ……ん! 急に意地悪な事……ぁ……言ってんじゃ……ねぇ……!」 「そないな事言っておるけど……実際むっちゃ気持ちええねんやろ? 俺の言葉と触れられただけで今日の望は感じてまってるのやからな」  その雄介の言葉に望は逆に気持ち良さを耐えるかのように枕の下に腕を入れそこに気持ち良さが流れるかのように掴んでしまう。 「ココでこないになってるって事は……もう、ムスコさんの方もやろな?」  雄介は望が着ているバスローブの上から撫でるようにもう既に熱くなってきているだろう望のモノに触れる。  望の方はもうそれだけで首を振り快感から逃れようとしているようなのだが一度来てしまった快感というのは放たない限りは抜けてはいかないだろう。 ましてや好きな人にそこを触れられているのだから気持ちいいに決まっているのだから。  しかし、ここまでモノが熱くなってしまうと一刻も早く達ってしまいたいとは思うのだが、そんな事望の口から言える訳もなく望からしてみたら雄介にされるがままになっているのかもしれない。 「な? 望……もう、望の舐めてええ?」  そんな質問されても望からしてみたら困るだけだ。 だが望の方は、 「今日は……ぁ……お前に……俺の身を任せたんだから……っ……お前の好きにしろよ」  雄介は今の望の言葉に一瞬目を丸くしたのだが、 「まぁ、望からしてみたらそこまでが限界やんな。 そうやねぇ、確かにそれ俺が言うた言葉やし、今日は望にお膳立てせんへんでも先に進ませていったらええって事やんな」  雄介はそう言うと完全に望が着ていたバスローブを上から下まではだけさせると望の肌が完全に露わになる。

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