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ー海上ー133

「ふぅ……ん……あぁ……」 「なぁ、望、気付いておったか? 今日の望な。 声出すタイミングとかって早いねんで。 しかも、まだ俺の方は望に触れておるだけだしな」  雄介の方はそう言うと焦らすかのように先程と変わらず望の体を撫で回すだけだ。  そんな焦らすかのような感覚に望の方は我慢出来なくなってきたのか自然と腰が動いてきたかのようにも思える。 「我慢出来なくなってきたん? 望にしては珍しいな……そんな風に腰動かしてくるなんてな。 まぁ、朝も俺の事誘ってきた位やし、今日の望は俺が欲しくて仕方がないって事なんやな?そしたら、今日はもう、一回イかしてやるな」  雄介はそう言うともう既に勃ってしまってきている望のモノを掴むと口の中へとそれを含み先端部分を舌先を使って舐め始める。  その直後だっただろうか。 今日の望は本当に我慢出来なかったらしく甘い声が上がってきた。 「ぁ……あぁ! 雄介……!」  そう言う望に雄介は何も気にする事なくクスリとだけすると更に望のモノを舐め続けるだけだ。 「雄介っって! も、もう! 我慢っ……!出来ないって!」  本当に望は我慢出来なくなってくているのであろう。 既に切羽詰まったような声を上げ雄介の事を見上げる。  雄介はその望の視線に気付いたのか雄介の方も顔を上げる。  そんな雄介に望は今の自分の言葉を聞いてくれたというのであろうと思ったのだが雄介の口からはこう意外な言葉が返ってきた。 「こんなんで我慢出来へんのやったら、今日の望は何回イくのやろな?」  そう雄介からしてみたら珍しく含み笑いをしている。  その雄介の言葉に真っ赤な顔をする望。 まさか、あの雄介があんな事を言うとは思ってなかったのであろう。  その望の様子に雄介は再び含み笑いを浮かべると望のモノを口に含み舐め始める。  望の方は本当に今日はそれだけでも気持ちいいのであろうか。 望の方はシーツをしっかり握り快感から逃れようと踠いているようなのだがそれだけでは快感が逃げていく訳ではない。だったら、そこはもう快感に溺れた方がいいのかもしれない。 「ぁあ! も、もう……っ! 雄介! やぁ……ぁあん!」  流石に快感にもう溺れてしまっている体では言葉を最後まで言える訳もなく荒い呼吸で何度も言葉を繋げようとしたのだがそれは叶わないようだ。 そんな望に気付いたのか。 それとも気付いていないのか。 というのはわからないのだが、そんな望に更に追い討ちを掛けるような言葉を言う雄介。 「何!? どないな事して欲しい? 言うてくれへんと分からへんねんけど?」

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