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ー海上ー140
雄介が今の望の言葉に安心したような表情を見せると、
「ほな、次は望の番な」
「ちょ……俺の方はもう一回イってんだぞ……」
そう顔を真っ赤にしながら慌てたように言う望。
「……ん? 違う違う! 今度は望の中の方を慣らさないとあかんねんやろ? 流石にココ慣らさんとあかんのは望やって知ってる事やろうが。 しかも、暫くしておらんかったのやからよう慣らさんとキツイだろうしなぁ」
さっきは望に雄介の事をシーツという波へと浮かばされたのだが、今度は雄介が望の体をシーツの上へと浮かばせる。
雄介は望の事を仰向けにすると再び望の事を堪能するかのように上唇と下唇を舐め満足すると今度は首や鎖骨辺りにまで舌を這わせる。 そして胸にあるピンク色の突起を見つけるとそれをも舐める雄介。
そんな雄介の行動に再び甘い声を漏らす望。
一度イってしまった体というのは敏感で普段ならくすぐったいような感覚が今では電流に近い快感で体をへと襲ってきているようだ。
そう雄介にでも分かるだろう。 望がどれだけ快感に溺れているかが、甘い声の上に体の方もピクリピクリとさせているのだから分かる。
雄介はそんな反応に満足しながらももっともっと望には聴覚でも感じて欲しかったのであろうか。 わざと水音を立てながら胸の突起を吸い上げるのだ。
「いやぁああん!」
すると望の方は声を一段と上げ頭の下にある枕を一生懸命掴んでいる。 そして雄介がそんな事を繰り返しているうちに今度は体の反応だけではなく腰までも動かし始める望。
その望に雄介が気付かない訳がないだろう。
「……もう、腰動いてきてまってるんか? そないに今日は気持ちいいん? それとももう俺のが欲しいっていう合図なんか?」
雄介の方はそう言いながらも意地悪そうな笑みを浮かべる。 そんな質問をされたって望の方は本当に返答に困っているようで怒ってしまっているのか、それとも今の質問で恥ずかしくなったのかは分からないのだが完全に雄介から視線を反らしてしまったようだ。
「逆に望がそういう態度を取るって事は……それは粗方嘘ではないって事やんな? それに嘘やなかったら否定の言葉も出てくるもんやろ?」
その雄介の言葉に更に顔を赤くさせる望。
「まぁ、とりあえずええわぁ……あんま言い過ぎると望に怒られてまうしな」
「なら、言うんじゃねぇよ」
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