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ー崩落ー130
今日の雄介は本当にどこまで意地悪なんだろうか?
しかも望の奥を突かれ甘い声しか上がらない中で、その間思考だってもってかれてしまっているのにそんな事をそう簡単に考えられないって事は雄介にだって分かっている筈だ。
「ぁ……雄介っ! いやぁあああん!」
「ココを突くとな……望はめっちゃええ顔すんでねんで……嫌な訳ないやろ? ホンマ望は素直やないんやからなぁ」
望は、その快感の渦から逃れようと体をくねらせるのだが、その行動が余計に体中に快感を流す行為になってしまっていた。
「ぁ、ぁああ! ゆ、雄介っ……やめっ! イきたいっ!」
「イきたいってな……まだ、そこは早いやろ? それに、コレ、望が嫌って言って暫く使わんかった玩具なんやで……」
雄介は自分でそう言っていて何か気付いたのであろう。
「そういう事かいな……」
そう一人納得すると、
「望が玩具が嫌いな理由分かったわぁ……確かに温かみとかは無さそうやから嫌なんは分かっておったんやけど、刺激が強すぎるから嫌なんやろ? ん、まぁ、俺にはどないな感じなんかっていうのは分からへんのやけど……望がすぐにイきたいってなるって事はそういうこっちゃな? って思うたんやけどな。 望、玩具っていうのはどんな風に気持ちええん? 俺、これは使った事あらへんし、教えてくれへんと、今度はホンマに望の事達かせてやらへんでもええのか?」
望は体の中からの快感で体をビクビクとさせながら雄介の言葉は聞いているみたいなのだが、玩具から響いてくる振動音と自分の荒い呼吸音とで今のにも意識が飛んでしまいそうな位になっている望には雄介の言葉は耳に入って来てないのかもしれない。
そんな中でも望の中に入っている玩具は望の中で縦横無尽に動き中を気持ち良くさせられている。 時折、玩具がいい所に当たると望は体全体でビクつかせていた。
「望……早く言うて……そうやないと、苦しいのは望なんやで……こないにココ堅くさせて、そろそろ望の方は限界と違うの?」
雄介は望のモノを掴むと親指の腹を使い徐に望のモノの先端部分を押さえてしまう。
本気で今日の雄介は望が言うまでイかせないつもりなんだろうか。
「イけないってどないな感じなん?」
望はそんな雄介に睨むように見上げるのだが雄介からしてみたら望がそんな風に睨んで来ても全くもって動じる事はなかった。
「ほなら、ギブするか?」
その雄介の言葉に首を横に振る望。
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