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ー崩落ー129

部屋内には舌と舌が絡ませる水音が響き渡ってきたかと思えば、その合間からは望の甘い声も漏れてくる。  暫くして望の唇から唇を離すと、雄介のお腹には望のもう堅くなったモノが当たったらしくそれを軽く握るのだ。 「もう、キスだけで望のモノがこないになってもうたんか? ま、ホンマそうやとしたら、望はホンマに俺の事が好きやっていう証拠やしな」  だが雄介は直ぐに望のモノから手を離すと、 「さっき俺言うたよな? 自分でしてみてって」  雄介はそう言うと望の手を取り望のモノを握らせる。 「今、望のどないなってる? 触ってんねんからどないな風になってるか? っていうのは分かるやろ?」  やはり、さっき望が言った事で雄介の中で何か吹っ切れているのかもしれない。 雄介は急に意地悪な事を言い始める。  その雄介の言葉に顔を真っ赤にする望。 だが望は思いっきり首を横に振って言葉にはしないようだ。 「流石、望やんな。 恥ずかしくて言えないって訳や。 さっきまでの元気は何処に行ってもうたんやろな? さっきまであんなに息巻いておったのに今は恥ずかしくて元気無くしてしまったんか? せやけど、今日は望が言うまで先に進まないって言うたらどないする? こないに中途半端やと辛いやろな? 俺の方は自分で抜くなんて事全然恥ずかしくともなんとも思わへんし、一人で抜くのはいくらでも出来んねんけどな。 ま、望の場合には一人で抜くなんて事ホンマ出来なさそうやもんな」  今まで雄介は望に対してどれだけ我慢してきたのだろう。 今までとは違う雄介に望は戸惑いながら雄介の事を見上げる。 「ほなら、望が言うまでさっきのコレ中に入れておいてやるな」  雄介はそう言うと、言葉では意地悪な事を言っておきながらも望の中に玩具を入れる際には優しく丁寧に望が傷つかないようにゆっくりした感じで望の中へと埋めていく。  そして、もう何回も望と体を重ねてきているだけあってか雄介からしてみたら望が一番気持ちいい所なんていとも簡単に分かっている事だ。  雄介は玩具の先端部分が望の一番いい場所へと届くと玩具のスイッチを入れ振動と同時に雄介自らその玩具を動かし、ある一点を集中的に突く。  中に入れられている間、望の方は苦痛で顔を歪ませていたのだが、それが奥にまで入ってくると今度は苦痛の顔ではなく体全体に快感という名の電流が流れ出したのか体も声も反応してしまっている。 「望……さっきの答えは? 言わんと、今度は望ん事達かせないようにすんで……。 今はな、モノの先端部分に栓でもしてもうたら達かせないようにするのは簡単なんやからな」

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