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ー過去ー155

 それだけでも望は感じてしまっているのであろう。 望は鼻から抜けるような甘い声を上げるのだ。  雄介の方はそんな望の様子が気に入ってしまったのであろうか。 何度も何度も同じ事を繰り返してしまっているのだから。 そんな雄介に望は雄介の胸の辺りを叩き始める。 「あ、ゴメンな……あまりにも望が可愛かったもんやから、つい何度も同じ事をしてまうんやって」  そう言うとやっと雄介は望の唇から離れるのだ。  あまりにも長かった為か今まで酸素を体内に取り入れられなかった分、望は肩で呼吸を繰り返し、体内に酸素を取り込む望。 「久しぶりなんやから、望に合わせてゆっくりとやらなぁ、アカンよな? そうやないと望が壊れてしまいそうやし」  そんな優しい雄介に対して、呼吸を整えた望は雄介の肩へと腕を回すと、 「前に言っただろ? 今日は雄介がやりたいようにやっていいってさ……。 今まで我慢してきたんだぁ。 俺の事なんか気にする事はないんだからな」 「せやけど、今日は望の誕生日やで……」 「だから、それも今日は俺が望んでいるんだよ。 今日は雄介に愛されたいって思ってるしな」  その言葉に雄介は望に向かい微笑むと、 「望も望んでおるんやったら、遠慮なく俺のやりたいようにやってもええって事やんな。 今日の俺は今まで我慢していた分、暴走してまうかもしれへんで、それでもええのか?」  その雄介の言葉に頭を頷かせる望。 「なら……」  雄介は言葉の後に直ぐ、望の首へと吸い付くと赤い痕を残していくのだ。  その間にも望は甘い声を漏らし、雄介の事を誘う。  雄介の方も、その望の甘い声に誘われてズボンの中でもう雄介のモノは窮屈そうしている。  雄介もなのだが、望の方もスカートの下で硬くなってきているモノを勃たせていた。  すると既に我慢できなくなってきているのか、望は涙目で雄介の事見上げるのだ。  だが雄介はそんな反応をしている望には気付かず望の至る所に痕残していると、 「ゆ、雄介……」  もう切羽詰まったような声で雄介の名前を呼び、やっとの事で雄介は望の唇から離すのだが、最終的に離れる時には思いっきり水音を立てて吸い上げてから顔を上げるのだ。 「ん? 何……?」 「ゆ、雄介……もう……ん……我慢出来ない……から……っ!」 「一回……イきたいって訳か?」  その雄介からの問いに頭を頷かせる望。

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