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ー過去ー159
「さっき、望……言うてくれたやんかぁ。 『一回イかせてくれたら、今日は俺の言う事聞く』ってな。 それに俺知らんかったんやけど、コレ使ったらゴム使わないで中出し出来るって和也が言うておったし、ほなら、今日は思いっきし出来るって事やろ? なら、コレ使った方がええやんか……」
流石は和也っていう所だろうか。 そんなに細かく説明してくれたのだと、望の方は呆れるだけだ。
確かに前に和也に一回それを使われた事があったのだが、まさか、それを雄介が使うとは思ってもいなかった事だ。
そうだ。 それを使わずに中に出した場合、腹を下すという事は聞いた事があるが、どっちにせよ腹は下すことにはなる。
望の方は観念したかのように息を吐くと、
「お前に任す……」
「ほな、下手でもええんやな?」
「俺がやる事になったら、何時間でも出来なくなるぞ……。 自分の中に入れる行為っていうのは躊躇するもんだからな。 なら、雄介に任せた方が早く終わらせる事が出来るだろ?」
「ほなら……」
雄介はベッドの上でそれを入れようとしていたらしいのだが、
「馬鹿っ! それをそんな所で使うなよ! コレを使うとすぐに腹痛を起こすからトイレの近くでやった方がいいんだからな」
「流石やんなぁ。 やっぱ、コレの使い方知っとるやんか……」
「俺がそれを使うって事はあんまねぇけど、一応、使い方位は知ってるからな」
「ほな、ええな?」
雄介は望の腕を引くとトイレへと連れて行くのだ。
「ほんで、後はどうやって使うん?」
「俺が壁に手付けてるから、後は俺の中にそれを入れるだけだ」
望の方は壁に手をつけ、雄介がその容器の中身を入れてくれるのを待っていた。
「な、望……もうちょいだけお尻突き出してくれへん? それと、もうちょっとだけ足開いてくれへんかな? これやと入れにくいし」
望の方は仕方なしに雄介の指示に従うと、お尻を突き出すような形にし足を開くのだ。
「これで、入れやすくなったわぁ」
雄介はゆっくりと細い管になっているチューブの方を望の中へと入れると、中にある透明な液体を望の中へと入れていく。
「ん……ぁ! いっ……」
久しぶりに望の中に異物が入れられ、まだ慣れてなかったからなのか、多少痛みがあったようだ。
「ふぅ……冷たっ!」
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