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ー天使ー112
望は先程、地下室に行った時にある物をポケットに入れて来ていた。
「な、雄介……今日はコレ使ってみねぇか?」
そう望に言われて渡されたのは一粒の薬のような物だ。
「ん? 何?」
「多分……気分を高揚させるような薬だと思うんだけどさ」
「……って、望が持って来たっていうことは使ってみたいんか?」
「とりあえずな」
「って、どういうことなん? もしかして、俺が今日あんなこと言わなくても望はやる気満々やったんか?」
「あ、いや……そういう訳じゃなくてさ、いつか使おうと思って持って来てただけだからさ」
「そうやったんか。 ほんで、今日はたまたま、こないな機会があったから出して来たって事なんたな?」
「そういうことだよ」
「ほんなら、飲んでええで……」
「雄介がそう言うんなら」
望はそう言うとその薬を口へと入れ飲み込むのだ。
そして雄介は望の服を脱がせていくと、何故だかまだ今日は何もしていないのにも関わらず望の胸の突起は勃ち始めていた。
「もう、勃ってるやんか……」
そう言う雄介に対し望は雄介から姿勢を反らし黙ったままでいる。
「まさか、もう、薬が効いてる訳と違ゃうよなぁ?」
「流石に……まだ、効いてる訳がねぇだろー。 ん……まだ、飲んだばかりで、薬が胃で溶けるまで多少なりとも時間は掛かるんだからさ」
「せやけど、もう、溶け始めはしてるんと違ゃう?」
「まぁ、多少はな……ん!」
そう言っている望。 だが、まだ雄介が何もしていないのにも関わらず甘い声を上げる。
「ちょ、まだ、何もしてへんのに声上げるの早いんと違ゃうか?」
そう言う雄介に対し望は雄介に向かい微笑むのだ。
「急にどないしたん?」
「ま、いいからよ」
どうやら望は何か雄介に企んでいるのかもしれない。 普段の望ならこんな時に微笑んだりはしないのだから。
雄介は不思議に思いながらも、まずは望の胸にある突起を舐め始める。
それだけでもいつも以上に敏感に体をビクりとさせている望。
「まさか、薬の効き目がこないに凄いもんとは思わなかったわぁ。 これだけ感じとったら、直ぐにイってまうで……」
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