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ー信頼ー72

「ホント、最近のお前には何でもお見通しって感じだよな。 お前の言う通り、久しぶり過ぎて……緊張しちゃってるんだよな」 「そんな事だろうと思ったわぁ。 ホンマ、今までスマンな……仕事の忙しさを言い訳にして、望の事を放っておいてスマン。 そりゃ、久しぶりやねんから体が強張ってしまうのも無理ないのかもしれへんなぁ。 まぁ、今日はホンマゆっくりやるし、望の方もゆっくりと力抜いていってくれたらええしなぁ、まぁ、今日は初心に返ってゆっくりって事で……」  望は雄介の体を自分の方へと引き寄せると雄介の体を抱き締める。 「相変わらず、お前っていう奴は優し過ぎだよな。 俺は大丈夫だから先に進めろよ……俺は初心者じゃねぇんだぞ……」 「優しくするのは望と患者さんだけやからなぁ」 「和也にとかは?」 「んー、どうなんやろ? そこは意識した事なかったなぁ」 「まぁ、お前の性格からしたら、みんなに優しいんだと思うんだけどな」 「望がそう言うんやったら、そうなのかもしれへんな」  望は笑顔になると、雄介の頰を両手で包み唇を重ねる。 「んじゃあ、お前の優しさを俺にも教えてくれよ……」 「せやね……。 まぁ、緊張してまって出来なさそうやったら今日は辞めておくし……まぁ、そうなってしまったら、イチャイチャするだけでも十分やしな……」 「だから、そこは大丈夫だって言ってんだろ? もしかしたら、今日がラストチャンスかもしれねぇんだぜ。 これから、忙しくなるかもしれねぇんだしさ。 昼も夜も無くなってしまうかもしれねぇんだからな」 「ん……分かった……。 もう、今日はもう望が止めてって言っても止めへんからな」 「まぁ、患者さんが来てしまった場合にはお終いになっちまうけどさ……」 「まぁ、それ以外は何があっても続けるけどな……」 「いきなり患者さんが来ちゃったりしてな……」 「それはちょっと勘弁やなぁ? やっと、二人きりになれたんやしな」 「だから、早く続けろって言ってんだろ。 急患は待ってはくれねぇんだからよ」 「そういう事やんな……」  雄介は抱き締められていた手を離すと、再び望の胸の突起を口へと含み舌を使って舐め始める。  どうやら今、雄介と話をした事で少し望からは緊張が解れたのか、望の体から力が抜けたように思える。

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