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ー信頼ー71

「アホか……それは望だからや。 もう、俺は望以外で勃つ気はないからな」 「そういう意味じゃねぇよ……もう、お前だって限界そうなんじゃねぇのか? って事を俺は言いたいんだよ」 「せやけど、そこは我慢出来るからなぁ。 まぁ、そこはもうガキじゃないしな。 そりゃ若い頃なら、勃ってしまったら、抑えが効かへんかもしれへんけど……。 もう、俺等っていうのは三十代なんやで……」 「で、でも……俺は我慢出来ねぇかな?」 「それは、まだ経験不足っていうのもあるんじゃないんかな? 望が初めて抜いた時っていうんは俺と初めてヤった時なんやろ?」 「まぁ、正確には和也が最初だなぁ」 「まぁ、そん位なんやろ? 俺は中学位から一人でやってたしな」 「普通はそれ位なんだよな。 中学ん時はそんな事を考えている余裕なんかなくて俺は猛勉強の真っ最中だったからな」 「ま、とりあえず、そういう事なんやと思うで……」 「そうだな」  望は納得すると雄介のモノを口へと含み、雄介が望にやってくれたように上下へと動かすのだ。 「やっぱ、好きな人にやってもらうって気持ちええ事やんね」  暫くして流石の雄介も我慢出来なくなってきたのか、それとも望の事を気い使ってなのか、そこは分からないのだが、 「もう……望っ! イくっ!」  その言葉と同時に雄介は望の口の中へと出すのだ。  望はその雄介が放った白い液体を飲み込むと、 「やっぱ、お前だって我慢出来なかったんじゃねぇか」 「ん? まぁな……」  とりあえず喧嘩にならないようにと雄介は望にそう答えたようだ。 「ほな、これからが本番って事やね」  そう言うと、再び雄介は望の体をベッドへと沈める。 「そういや、今日はお風呂に入らなかったんやね。 いつもする前に入るのに……」  雄介のその言葉に望は顔を赤くすると、 「それは、さっき言っただろ? 俺だって……我慢の限界だったんだってな」 「そうやったわぁ。 それに、今日は望から誘って来たようなもんやったしな」  雄介はクスリとすると、望が着ているポロシャツを捲り望の胸の突起を口へと含むのだ。  突然、胸の突起を口に含まれ体を強ばせてしまう望。 そうあまりにも久しぶり過ぎて緊張してしまっているようだ。  それに気付いた雄介は、 「大丈夫やって……久しぶりなんやから、ゆっくりとやるしな。 挿れる前には痛くないようにするしな……そないに体を強張らせてもうたら気持ち良くなるもんも気持ち良くならへんで……」

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