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第4話
「気持ちいい」
度を超えちゃうと
苦痛だよ
(豪太、心の中の俳句)
って、思っちゃうくらい……
気持ちいいんだけど
『うあっ…ちょっと…!もう…///』
それ以上に
イキすぎて ツラい……!
もう、何回 イかされたか……
数えてないから分かんない
けど……
イきすぎて、いつもならガマンしてる声も
アホみたいに止めらんないし
ヨダレと涙で顔は ぐちゃぐちゃだし
お腹も自分の射精 したモンで
ドロドロだし…
大丈夫なんか?俺…!
ドン引きされてねーか!?
って、ちょっと心配になるレベルの
イキっぷり。
大丈夫!?
大丈夫か、俺!!
『うああっ!あ──っ、イ…ッ、イく…っ!』
なんてコトを思ったトコロで
宏海の手は止まらない。
あの、気持ちいいトコロをゴリッとされて
またイってしまった。
『あ……………はぁ……っ……///
ひろ…宏海…、俺…も……ダ…メ………////』
開けっぱなしで、カラカラの口で
なんとか、そう呟くと……
ようやく、宏海の指が ずるっと
胎内 から出ていったのを感じた。
『ふふ♪いっぱいイったね♡
お疲れさま、豪太♪』
『…………』
あ………あれ?
終わっ…た……?
終わったの?これ……
「お疲れさま」ってコトは
もう…終わったんだ……よな?
ああ……
やれやれ……
ホッとしたら
一気に 眠気っていうか
気が遠くなっていく。
ああ……
ダメだ…もう……
疲れた……
ダリぃ……
めっちゃ眠い……
おやすみ…なさい……
ふわふわと気持ちよく 眠りの波に身を委ねよう…とした……のだけれど
『豪太、まだ寝ちゃダ~メ』
宏海の声が耳元でハッキリ聞こえて…それと同時に 熱くて硬いモノが ズズンッと尻孔に挿 さった。
『っっ!?───────うああっ!!』
眠気も ぶっ飛ぶ衝撃。
何事!?と、慌てて 目を開ければ宏海が 超至近距離で にっこり俺を見下ろしていた。
『あ、起きた?今度は俺がイく番だから
最後まで つきあってね?』
──と、おでこにキスを落とし、加減なく
いきなり本気モードで ガンガン腰を打ち付けてくる。
『あっ!あっ!あああっ!やだ……もっ…!
っ!! あ───────!!!』
また、あの気持ちいい場所を狙い撃ちされて
あっという間にイっても宏海は腰を振り続ける。
『あっ!や!ダメ……!もう……ダメ…!
あっ──────っっ!……っ………………』
プツン!と音がして
目の前が真っ暗になった。
覚えてるのは ここまで。
目を覚ました後、宏海に聞いたら
俺は…白目をむいて 「とっても可愛く」
気を失ってしまった…らしい。
んな訳あるか!
って、突っ込みたかったけど ニコニコ嬉しそうに話す宏海を“可愛い”と思ってしまった俺。
分かったのは
2人とも相当なアホだ、ってコトだった。
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