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第2話 一途で可愛い花婿は執着イケメンに結婚式で調教される

同棲するのに選んだ部屋は、防音が効いている2LDKの部屋だった。  南山旭は仕事から帰り、貞操帯を取ってお風呂に入った後、パジャマに着替えて髪を乾かしてから、先にベッドで座って待っている北尾敦の元へと向かった。  敦は誰かと連絡を取り合っているようで、スマートフォンの画面をタップしながら笑っている。  相手は誰なのだろうと嫉妬しながら敦の側に座ると、気づいた敦は顔を上げて、笑顔で画面を見せてきた。 「旭! 明が服のデザイン出来上がったから見てって」  なんだ、明かと安心して画面を覗き込むと、四体のデッサン人形がスーツを着ているイラストの写真が写っていた。  それを見た旭は渡されたスマートフォンを手に取って、うっとりとその写真を眺めた。 「明がデザインしただけあって、凄くいいデザインだ。俺と敦のやつ色微妙に違うけどお揃だし」 「なんだか本当に結婚式挙げるみたいだな。当日に着るのが楽しみだ。明に良かったってLINE送っておく」 「あぁ、頼むよ」  旭からスマートフォンを受け取ってLINEの返信をすると、すぐに返信が返ってきたらしく、それを見た敦はニヤニヤと笑っていた。 「なんだって?」 「いやーっ。スーツはプレゼントするから汚してもいいって、明もとうとう性に目覚めたのか」  なにやら、頷きながら納得している敦を見ながら身の危険を感じた旭は、呆れた表情をしながら敦を見た。 「もしかして、スーツ姿でセックスする気?」 「勿論だろ!! 出来るなら式場でしたい」 「そんなことして、オーナーにバレたらどうするんだ?」 「オーナーは俺達の関係知ってるんだし、大丈夫だろ」 「そういう話じゃない!」  呆れ果てた旭は、腕を組みながら不機嫌そうにそっぽを向いた。  すると、それを宥めるように、敦は旭の手首を優しく掴んで手を握ってから指を絡ませて恋人繋ぎをしてくる。 「まぁまぁ。でも、旭だって俺と式場でセックスしてみたいだろ」  握られた手を見ると、そこにはお揃いで買った指輪が光っていた。  それを見てしまうと、せっかく一度切りのスーツを着る機会なのだから許していいのかもと、気持ちが揺らいでしまった。 「そりゃ、まぁ」 「じゃあ。撮影終わって二人っきりになったらしようか?」  耳元に顔を近づけられて低い雄味の強い声で囁かれる甘い言葉に、身体中にゾクッとした感覚が駆け巡り、熱い吐息が漏れてしまう。 「う、うん」  返事をすると、そのままベッドに押し倒されて、敦に触れるだけのキスを落とされた。  柔らかく熱い唇が触れただけで、甘い吐息が漏れて身体が熱くなっていく。 「あっ♡」 「勿論、寝る前にもするよな」  敦は顔を離すと、着ていたコットンパジャマを脱いでパンツ一枚の状態になり、旭の上に覆い被さる。 「す、するから」  ジムで鍛えているせいで、ますます逞しくなった身体に興奮して、ぞくっとしてしまい直視できずにいると、敦はニヤニヤと笑いながらその様子を観察した。 「旭のために鍛えた身体なんだから、好きなだけ見ていいって言ってるだろ」 「シラフの状態で直視するなんて、無理だって」 「じゃあ、シラフじゃなきゃするんだ」  パジャマの中に手を入れられると、乳首を摘まれてしまい思わず甘い声を出してしまう。  恥ずかしさのあまり唇に手の甲を当てると敦はクスリと笑いながら、そのまま乳頭を人差し指でコリコリと弄った。 「あっ♡ んんっ♡」 「ほら、乳首いじっててあげるから、その間見てていいよ」 「んんっ♡ うん♡」  旭はゆっくりと目線を上に向けると、敦の胸筋を見つめた。  前にも増して鍛え上げられた、引き締まった綺麗な腹筋に見惚れてしまう。  そんな旭の手を敦は握ると、自らの胸に押し当てた。  程よい弾力をした筋肉質な肌が手に触れると、それを欲している身体の熱が上がっていく。 「俺の身体触って両乳首、コリコリにしちゃって。旭のエッチ」 「あっ♡ 敦だって……んんっ♡ エッチだろ♡」 「エッチなのは旭にだけだよ」 「あっ♡ あんっ♡」  そう言われて、敦に乳首をギュッと摘まれる。  旭は痛気持ちよさに涙目になりながら、腰を浮かせた。 「そろそろ熟れて舐め頃かな?」  敦は旭のパジャマを捲ると、胸に顔を埋めながら熱い息を吹きかける。 「俺が育てた肥大化エロ乳首。いただきます」 「あっ♡ ああっ♡」  見せつけるように乳輪の周りをゆっくりなぞりながら舐められてから、舌全体を使って大胆に舐め取られる。  熱くてザラザラとした舌が刺激となって、乳首から身体全体に快楽が流れていく。 「今日も美味しい。旭の乳首舐めてると仕事の疲れも取れてくるな」 「んんっ♡ それなら、あぁっ♡ もっと……っ。舐めていいよ♡」 「本当? じゃあ沢山舐めていじらせてもらうな」  敦は嬉しそうな表情を浮かべると、片方の乳首を舌先で転がしながら、もう片方を親指と中指で捏ねくり回した。 「ああっ♡ 舐めながらつねったら♡」  両方の乳首を同時に責められたことで、強い快感に襲われた旭は思わず背中を仰け反らせる。 「甘イキしちゃったな。さてと、下はどうなってるかな?」  ズボンに手を掛けられて、下着ごと脱がされ下半身が丸見えになる。  既に勃ち上がっている陰茎からは先走り汁が溢れており、それが陰毛を濡らしていた。  それを見た敦は満足そうに目を細めながら、尿道口を人差し指で突いた。 「あっ♡ そこは……んんっ♡」  突かれて指の腹で弄られた陰茎は、与えられた刺激にピクッピクッと震えながら喜んだ。 「カウパーと愛液垂らしちゃってエッチだ」 「だって……敦に乳首、弄られたら……はぁっ♡」  亀頭を弄っていた指が離されると、尻穴へと移動していき、突かれる。  その刺激に期待した旭は、クパクパとアナルを伸縮させた。 「ここもたっぷり舐めてやるな」  そう言うと、旭の股に顔を埋めた敦は指で伸ばすように尻穴の皺を広げて、舌先で舐めとった。  生暖かいものが尻穴に這う感覚に、旭は身体を震わせる。 「ああっ♡ らめっ♡ 舐めるのっ、ああっ、気持ちいい♡」 「可愛い縦割れおまんこ……レロっ♡ こんなに……ジュルッ♡ 濡らしちゃって♡」  ビチャビチャと音を立てながらアナルを舐める舌の動きに合わせて、腰を動かしていると、その動きに気づいた敦がニヤリと笑った。  そして、陰茎へと手を伸ばすとくびれの部分をしごき出す。  突然訪れた快感に、旭は身体を大きく震わせた。 「あぁっ♡ でちゃ、出ちゃう♡」  旭は両方からの強烈な刺激に耐えられず、達してしまった。  勢いよく飛び出した精液は、自身の腹部を汚していく。  その様子を見ていた敦は嬉しそうに目を細めると、それを舐め取っていった。 「旭、気持ちよかった?」 「うんっ♡」 「俺のも舐めてくれるか」  そう言って、ベッドに寝る敦の股に旭は返事の代わりに顔を埋めると反り返るくらいに勃ち上がってしまっているカリ高の肉棒を口に含んだ。  口内に広がる敦の味を感じながら、裏筋に舌を絡ませて吸い付いていくと、陰茎がビクッと震えてさらにカウパーを垂らしていく。  もっと敦を気持ち良くさせたい一心で、竿にキツく吸い付きながら窄めた唇で締め付けて、時にゆっくり、時に素早く扱いていく。  唾液と我慢汁が混じり合ったいやらしい水音を聞きながら、旭は夢中になってフェラを続けた。 「気持ちいいよ旭」 「んんっ……、んっ♡ ジュルッ♡ はぁっ♡」 「舐めながら、おまんこヒクヒクしちゃってるだろ。お尻こっち向けてみな」 「んっ♡ うん♡」  言われるがまま一度、口を離してから、体勢を変えてシックスナインの体勢になると、敦の顔の前に尻を突き出す姿勢になってしまい、より一層身体が疼いて愛液を垂らしてしまう。 「やっぱり。ヒクヒクしちゃってる。可愛い。ここ、指挿れていい?」 「うん♡ 挿れて♡」  尻を指が入れやすい位置まで持っていくと、敦の指が侵入してくる。  一本、二本と徐々に増やされて、指に肉壁を擦られると、下半身が痺れて甘い声が漏れていった。 「あっ♡ ああっ♡」 「ほら、俺のちゃんと舐めないと指止めちゃうよ」 「んっ♡ ふっ♡ んんっ♡」  敦の陰茎を口いっぱいに頬張って敦の味を感じながら、前立腺を指でトントンされると、身体が溶けてしまいそうなほどの快感に襲われる。 「一生懸命、ちんぽしゃぶって可愛い。ご褒美に指、増やしてやるな」  三本目の指が入ると、中でバラバラに動かされて尻穴を広げられる。  そして、再び前立腺を擦られると旭は身体を仰け反らせながら喜んだ。
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