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冬休みの課題

机にうなだれたまま携帯を手に取って画面を確認する。 「…んー」 …優からLINE。 優からLINEきてる!! ばっと起き上がってメッセージを確認する。 『明日予定空いてる?』 当たり前じゃん!暇人なめんなよ! 「…あ」 俺は机の上に視線を向けてガックリと肩を落とす。 冬休みの課題してるとこだったー!! え、せっかく誘ってくれたのに断らなきゃなんねーの!? なんで今までやらなかった俺… なんて今更後悔しても遅い。 仕方なく優に正直に冬休みの課題のことを言う。 「はぁ…」 ため息をつく俺にまた優からLINE。 画面を見るなり俺の表情は一瞬で明るくなる。 …ん?教えてくれる…?まじで…!? 「やったー!」 は、思わず大きい声を出してしまった。 いかんいかん。 明日は優と勉強会かぁー…て言っても二人だけだけど。 そこまで言って旗と気が着く。 「ん?ふたりだけ…?」 ふたりだけ…!! なんてことだ自分で緊張する空間を作り出してしまった。 「…」 け、けど…あれから優に会ってないし…会いたい…よな。 「…っ、」 わあああ、なに一人で照れてんだ俺。 恥ずかしいやつじゃねーか! 思わず力任せに机をガンガン叩く。 手が痛みを訴えかけてきた所で叩くのをやめると部屋に視線をやる。 …そ、そうと決まれば片付けだな。よし!

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