「じゃーな！今日はありがと！」 誕生日を祝ってくれた 友達にお礼を言いつつスマホを見ると19:00。 少し急いで家路につく。 部屋につくと 机の上に並べたプレゼントを開けていく。 「おっ！」 朔からのプレゼントは 俺の憧れてる○○選手の本だった。 すげー。さすが朔だー。 さっそく週末にでも読もーっと。 えーとこれは…健斗からだな。 「…ぷっ」 嘘だろ。 マフラーと手袋！？ 今夏だけど！？嫌がらせじゃん！ 衝撃すぎて笑いが…。 あーおもしれー。 まだ少し笑いが込み上げるなか 最後のプレゼントを開ける。 結太のはー…写真とアルバム？ 「…ぇっ！」 これ夏祭りのときの写真か！？ 花火めっちゃ綺麗に撮れてる…。感動…。 「あー…」 このばかみたいにでっかい雪だるまは… 去年みんなで集まったときに すげー雪でテンション上がって作ったやつ…。 …ん？ 何枚もある写真を見ていくと 一番前のやつで去年の夏から…。 ええっ！！ 去年の俺の誕生日から準備してたってこと！？ うそーん。 「すげーなぁ… そういや結太中学の時は写真部だったっけ…」 それにしても… 俺、結太の誕生日何したらいいの。 すごい手こんでるよなこれ。 ちょっと泣きそうになったもん俺。 …俺の友達みんないいやつすぎるだろー…。 一人感動していると スマホが鳴って急いで時間を確認する。 もうこんな時間か！あれから30分もたってる。 LINEでそれぞれ プレゼントのお礼を言って俺は家を出た。