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第10話

【暖サイド】  斜め前に速水先輩が座り完全に個人レッスン/// 明るいところで見るとよりイケメンだな…… まつ毛なっがー!! 速水「もっと前に座って。もっと。もっともっと」 暖「椅子から落ちます」 速水「落ちるな。楽器が凹む」 <<<楽器の心配!!!>>> サックスは【ストラップ】と呼ばれるもので楽器を引っ掛け、首からぶら下げ演奏する楽器 ストラップにもいくつか種類があり、フックタイプのもの、スナップフックといって楽器が外れにくくなっているものがある 速水「……お前楽器落としそうで怖いんだよな……ストラップ俺2本あるからあとで貸す。。。 他にも色々揃えなきゃいけないグッズ多いんだよな……それも教えなきゃか……何か余分に持ってたかな……部屋探さなきゃな……(めんどくさい)」 暖「ありがとうございます」 なんかブツブツ言ってる笑。速水先輩Sだけど、ちょいちょい優しいんだよな 速水「楽器構えて」 暖「はい!!」 キュキュッとストラップを調整してくれなんだか様になってきた 速水「上唇隠す様にマウスピース咥えて」 上唇隠す?むずっ 暖「こうすか?///」 人に唇ジーッと見られたことないから恥ずかしいな 速水「うん。その口の形のまま吹いて」 ふぅぅ 暖「♪〜」 お!!初めて音らしい音出たよな!!? 速水「まぁ、そんな感じ」 暖「よっしゃ!!」 速水「ただ、息の量が足りないな」 暖「!!!ぶふぃーー!!!」 速水先輩にお腹を押されて勢いよく息を吹き出した <<<力強っ!!!>>> 速水「ちゃんと吹いてー。また酸欠で倒れたらサックスから追い出す」 暖「んな!!」 <<<やはりドSなのか>>> ・ ・ ・ サックス パーリー「よし、一年生!基礎合奏行ってこい」 一年「はい!!!」 顧問山下先生の指導方針は厳しく楽器経験者未経験者関係なく基礎合奏は全員参加 緊張する……けど……さすがに俺初心者ど素人だぜ?体験合奏的な……?ね?? 3年「速水、暖上達した?」 速水「たまに【ソ】だけ出せたり出せなかったり」 ※アルトサックスのチューニング(音程合わせ)は【ソ】を出して合わせます 2年「それで基礎合奏乗り越えられるのか?」 速水「無理」

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