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第4話
(久しぶりに飲んだからいい感じ…)
とぼとぼ歩きながらそう思っていると
突然、腕を掴まれた
なにごとと振り返るとそこには息をきらした
さっきの営業マンっぽいやつがいた。
(息切らしてもかっこよ)
「どうしました?俺忘れ物でもしました?」
「あ、違うんです!1杯飲んで帰ろうと思ったらあなたがお支払いしてくれたとお伺いしたので急いであなたにお礼を言いたくて…」
「気にしなくていいですよ。それより、帰り大丈夫です?」
「あ…タクシーで帰ろうかと思ってたので大丈夫です。」
「ふーん、んじゃこれ、タクシー代使ってよ…お礼はまたあのBARで奢ってくれればいいし」
と彼の胸ポケットに札を入れた
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