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とろとろに蕩ける
「――っ、大智から誘ってもらえるなんて……」
「あ、嫌なら――」
「嫌なわけないでしょう! 大智の気が変わらないうちにすぐに行きましょう!」
「わっ!!」
透也は軽々と俺を抱き上げ、そのままバスルームへと連れて行った。
「これも持って来たので、入れましょうね」
「あっ、入浴剤」
しかもバニラの香りのやつ。
これ甘くていい匂いだから気に入っていたんだ。
「大智からこの甘い匂いがすると、食べてって言われてるみたいで……だから、あの時途中で止めるのに苦労しました」
「えっ……あっ、これあの時の……?」
初めて透也に触れられた日に使ってた入浴剤か。
「たっぷりと愛し合う今日、使おうって決めてたんです」
「――っ!! そんなに楽しみにしてくれていたのか?」
「当たり前ですよ」
「でも、この前したのに……」
「あの時は手加減しましたから。今日は抑えるつもりはありませんからね」
「――っ!!!」
透也の欲情した目に身体の奥がキュンと疼いた。
あの時、信じられないような身体の奥をゴリゴリと擦られたあの快感が一気に甦る。
「ふふっ。大智の目……今、俺のことをすごく誘ってますよ」
「ちが――っ、透也が……」
「はい。俺のせいですね。あんな快感を大智の身体に教えてしまったから」
「――っ、わかってるなら、早く、入るぞ」
「わかりました」
そういうが早いか、嬉しそうに俺の服をサッと脱がせてしまう。
その早技、一体どこで習得したんだ?
俺も脱がせようかと視線を向けると、透也はすでに裸になっていた。
「わっ――!」
見ちゃいけないと思っていても、つい目がいってしまうほど大きく聳り立った透也のアレ 。
「それ……なんでもうそんなに……」
「ずっと我慢してたって言ったでしょう? さぁ、入りますよ」
隠しもせずに堂々と俺の手を取って風呂場に入っていく。
まぁ、これだけすごかったら隠す必要もないか。
透也のを見るたびに、自分の小ささを見せつけられているようで居た堪れないけれど、透也は俺のが好きだと言ってくれているのだから、もう気にするのはやめておこう。
「今日は先に湯に浸かりましょうか。そうじゃないと、ね」
にっこりと微笑みかけられるけど、どういう意味だ?
意味がわからないまま、サッとシャワーで身体を流して甘い香りの湯に入る。
ほかほかに温まったら、抱きかかえられたまま洗い場の椅子に腰を下ろした。
透也の膝に乗せられ髪を洗ってもらい、そのまま身体まで洗われる。
恥ずかしいけれど、一緒に入ろうと誘ったのは俺だし。
透也の好きなようにしてもらおう。
そう思っていたけれど……
「あっ、やぁ――っん、そ、こ……ああっ!」
透也の手が身体中を滑るたびに、途轍もない快感が押し寄せてきてどんどんおかしくなっていく。
「やっぱり大智は感じやすいですね」
「んんっ……な、に?」
嬉しそうな目で見つめながら何かを言ってる気がするけれど、気持ち良すぎて何も耳に入らない。
「大智を愛してるって言ったんです」
「ひゃぁ……っああっん……っ」
耳元でそう甘く囁かれながら、あっという間に泡を流される。
あまりにも気持ちよくさせられて、透也に身を預けると
「こっち向きましょうか」
と向かい合わせに抱っこされ、ギュッと抱きしめられると俺の腹に硬いものが当たる。
あっ、これ……。
そう気づいた時には、俺のモノにゴリゴリと当てられていた。
「これが欲しいでしょう?」
その感触にまた身体の奥がキュンと疼くのがわかる。
「ほ、しぃ……っ、はやく、い、れて……っ」
「まずは解さないと」
いつの間にかあのローションを風呂場に持ち込んでいたようで、俺を抱っこしながら器用に手のひらにローションを落としていく。
それを手のひらに広げると、そのまま俺の後孔に触れた。
何度か割れ目を数回なぞってから指を挿し入れられる。
「ああっんっ!!!」
「ああ、あったかい……っ、大智の中、もうとろとろになってますよ」
「は、ずかしぃ……っ」
「俺の指を覚えてくれているみたいですね。ほら、ここ気持ちいいでしょ?」
「ひゃあっんっ!!!!」
透也の指が中をグリッと擦った瞬間、身体の中を途轍もない刺激が駆け抜けていった。
「だめぇ……っ、そ、こ……おか、しく、なるぅ……っ!」
「じゃあ、指じゃないのにしましょうか」
「えっ? あっ――!」
何を言われたかわからない間に俺の中から透也の指が引き抜かれた。
「大丈夫ですよ、もっといいもの|挿入《いれ》てあげますから」
「ひゃああーーっんん!!!」
俺のをゴリゴリとイタズラしていた透也の昂りが一気に俺の中に押し込まれていく。
ものすごい圧迫感なのに、ものすごく気持ちが良くて、溶けて交わって一つになるみたいなそんな感覚が押し寄せてくる。
腰をグッと押し込まれた瞬間、
「んんっ……ああっん……っ!!」
俺の中にするすると吸い込まれていくのがわかる。
「ああ、大智……最高に気持ちがいいです」
「と、うや……うれしぃ……っ」
「――っ!! くそっ! 煽らないでっ!」
「えっ? ああっ、やぁ――っん!!」
透也に抱きしめられながら大きく身体を揺さぶられると。透也のおっきなモノが俺の身体の奥をゴリゴリと擦っていく。
その度に電流に貫かれるような刺激に襲われる。
「ああっ、だめぇ……っ、もぅ……イくぅ……っ!!!」
あまりの快感に我慢できなくなった俺のモノから一気に放出される。
ついこの前、たっぷりと出されたはずなのに……見たこともないほどたくさんの量に驚きしかない。
途轍もない量を吐き出して、力が抜けてしまった俺の身体を透也はさらに激しく動かしていく。
「ああっ、い、ま……イった、ばっか……っ」
「ああ、可愛い、可愛い。大智っ、俺も、イきますよ……っ、くぅ……ゔぅ……!!!」
苦しげな透也の声と共に俺の中に温かいものが広がっていくのを感じる。
なんかこの前のよりすごかった気がする……。
ぐったりと透也の身体に身を預けていると、
「いいですよ、休んでいてください。続きは寝室でしましょうね」
と耳元で囁かれる。
えっ、続き?
うそっ、本当に一晩中やる気なんじゃ?
こんな快感、与えられ続けたらおかしくなりそうなんだけど……。
俺、明日動けるかな……?
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